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中国とGEのリーダー選びの共通項

2012年11月26日(月)

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 中国の新指導部への移行過程を見ていて、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のリーダー選びを思い出しました。候補者を徹底的にふるいにかけて1人を選抜し、いったんリーダーと決めたら、よほどのことがない限り、10年は任せる点が似ているからです。今号の時事深層コラムでも指摘している通り、中国の指導体制には数多くの問題があります。ただ、熾烈な競争を勝ち抜いたリーダーが「10年の計」をもって改革を進められる点は、日本にいると、うらやましくも感じます。

 GEのジェフ・イメルト会長がジャック・ウェルチ前会長からバトンを引き継いだのは「9・11」同時多発テロの直前。その後、順風とは言えない舵取りが続きますが、途中で降板することはありませんでした。いったんリーダーを決めたら、長期間任せる。それが米国を代表する巨大企業が繁栄を築くために編み出した知恵なのです。米国ではオバマ大統領が再選を果たしました。いったん決まればノーサイド。オバマ氏があと4年間、任期を全うすることに異議を唱える声は出ません。

 翻って、日本のリーダー選び。12月16日の衆院選に向けて、国民の期待がいま一つ盛り上がらないのは、誰が首相になろうとも、再び短命に終わるのではないかという疑念があるからでしょう。経営者もそうですが、ある程度の時間を与えられなければ、良い仕事などできません。今回の選挙で誰がリーダーになるかはもちろん重要ですが、選ばれた人をどう支えていくかがとても大切な気がします。今の日本に、これ以上足の引っ張り合いをしている余裕はないはずです。

日経ビジネス 2012年11月26日号より

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「中国とGEのリーダー選びの共通項」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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