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高性能の音声翻訳機さえあれば

2013年1月28日(月)

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 先日、ある日本のグローバル企業の取材に行ったところ、見慣れない機械がテーブルに置いてありました。広報担当者に聞いたところ、音声を文字情報に変換できる高性能の音声翻訳機だと言います。私の取材を録音して、自動的に文字にして残すのが目的でした。仕事がら関心があったので、価格を聞いたところ、1台数百万円するとのこと。一般用途では容易に負担できる金額ではありませんが、確かにグローバル企業にとっては、投資する価値がある機材かもしれません。

 日本が科学技術立国を目指すなら、私はぜひ高性能の音声翻訳機の開発に徹底的に人とカネを注ぎ込んでもらいたいと思います。外国人と話をしている時に、リアルタイムで正確に日本語に翻訳してくれるイヤホンや、自分の話し言葉を外国語に変換してくれるマイクがあったら、どれだけ不利を克服できることか。この夢の翻訳機が誕生すれば、日本の立場は一変すると思います。英語教育に時間とカネを注ぎ込むよりも、費用対効果は大きいのではないかと本気で思っています。

 「今のスマートフォンには目(カメラ)と耳(マイク)と口(スピーカー)がある。それらは人間の各部位に近いところに分かれていくだろう」。今号の特集で米グーグルの盲目のプログラマー、T.V.ラマーン氏が予言しています。一時代を築いたスマホですが、グーグルの視線には、究極のIT(情報技術)に近づくための一里塚にしか映っていません。誰が未来のネットの覇者になるのか。どんな技術を持っているかよりも、理想を追求する貪欲さが勝敗を分けるような気がします。

日経ビジネス 2013年1月28日号より

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「高性能の音声翻訳機さえあれば」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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