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商社、冬の到来は避けられるか

2013年3月18日(月)

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 日経ビジネスが生んだキーワード「会社の寿命は30年」。明治以来の日本の有力100社の業績推移などから、一企業が繁栄を謳歌できる期間(=会社の寿命)は平均30年という法則を導き出したこの特集は当時、経済界で反響を呼びました。特集を組んだのは1983年。今からちょうど30年前になります。最近この記事を読み返したところ、「生き残りの条件、第4条 大樹に寄りかかるな」という章に、以下のようなくだりがあって興味を引かれました。

 「『寄らば大樹の陰』。この、何とも蠱惑(こわく)的な言葉がサラリーマンの心に棲みついたのは、日本資本主義が一応の成熟期を迎えた明治末期のことらしい。福沢諭吉の女婿で実業界に名を残した福沢桃介はその著『富の成功』で、当時の青年たちが『第一番に日本銀行、その次の希望は正金銀行、三井銀行…』と一流会社ばかりを就職先に望む傾向を慨嘆している」。当時の特集はこんな文献を引用しつつ、組織が大樹に寄り添う姿勢を見せ始めた時が、衰退の始まりと警鐘を鳴らしています。

 今号の特集で取り上げている総合商社はまさに、そんな状況にあるのかもしれません。多くの学生が高給や安定を求めて商社を就職希望先に選び、社内にも資源ビジネスという大樹に寄りかかろうとする風潮が見られます。資源バブルが収束を迎えつつある今、商社が挑まなければならないのは、脱資源ビジネスへの取り組みばかりではないでしょう。絶頂期に風化しがちだった挑戦心や現場感覚を組織に呼び覚ますことができるか。この方がむしろ難題かもしれません。

日経ビジネス 2013年3月18日号より

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「商社、冬の到来は避けられるか」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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