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厳しい社風は宣言する

2013年4月15日(月)

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 「ブラック企業」と呼ばれる方が、やる気満々でタフな人を採用できるのではないか。特集の趣旨とは反しますが、そんなことを考えました。もちろん企業が労務管理上、法律に触れるような行為をするのはご法度ですが、目標達成のノルマが厳しいとか、軍隊的な社風といったことは、本来、会社の方針に委ねられるものです。であれば、最初から「当社は厳しい。離職率も高い」と宣言し、覚悟のうえで応募する人を集めた方が、採用する側もされる側も幸せだと思うのです。

 ブラックの定義が曖昧なため一概には言えませんが、少なくとも厳しい社風に批判が集まるのは、いつの時代にもあったことです。私が社会人になる頃は、野村証券や住友銀行、リクルートと言えば、一般的にモーレツ社風の会社として知られていました。しかし、多くの人がそのことを承知のうえで入社していたため、大きな問題にはならなかったような気がします。むしろ、そうした社風に共鳴し、覚悟のうえで入社した人たちの集団であることが、強さの原動力になっていました。

 もちろんブランドを毀損しますから、企業としては、ブラックと呼ばれるのは避けたいところ。特集では今どきの若手社員との接し方や育成方法を取材しました。ただ、若手に媚びれば済むわけではないでしょう。過度に緩んだ組織になってしまい、業績がブラックからレッドになれば、元も子もありません。大事なのは、実態を覆い隠して幻想を与え、期待と現実のギャップを広げないこと。厳しい社風であれば、堂々と「厳しい」と宣言する方が潔いと思いませんか。

日経ビジネス 2013年4月15日号より

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「厳しい社風は宣言する」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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