• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

下剋上の中で部品メーカーが生き残るには

2013年7月22日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 部品メーカーに厳しいコスト削減を迫っているようで、実は部品メーカーの手のひらの上で転がされている――。カルロス・ゴーン社長が来る前の日産自動車の姿を、当時、自動車業界担当だった私はこう見ていました。その頃の日産は業績が低迷すると、決まって取引先に値引き要請をしていました。部品メーカーは「日産の要求は厳しい」というポーズを取っていましたが、実態を探ると、最初から要請を見越して、高めの値段で部品を納入しているところが多かったのです。

 取引先の工場の隅まで目を光らせるトヨタ自動車と比べ、当時の日産は、部品メーカーとの関係が馴れ合いで、原価構造を把握する力が弱かったように思います。結果、トヨタよりも競争力の低い部品を調達し、それが完成車の競争力に響き、業績不振につながっていったというのが、私の見立てです。ゴーン氏の登場は、そんな部品メーカーとの関係に緊張感をもたらしました。鋼材や部品の調達価格引き下げを迫り、「ケイレツ」を崩壊させた、いわゆるゴーンショックはその象徴です。

 それから14年。今号の特集は、ゴーン氏が再び、部品の調達方式を変えようとしているというエピソードから始まります。自動車や電機業界では今、部品調達の現場で下克上が繰り返されています。勝ち組になる条件は何か。明白なのは、世界基準での実力がより重視される競争に突入したことです。今の完成品メーカーに、過去の慣習を理由にサプライヤーとの取引を維持する余裕はありません。当時は日本では冷徹に映ったゴーン流が、今や標準になろうとしています。

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「下剋上の中で部品メーカーが生き残るには」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

人々が働きたいという会社になるには 「働きやすさ」と「働きがい」、この2つが必要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長