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リコノミクスは正しいが中国経済は綱渡りが続く

2013年10月7日(月)

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 鬼城(ゴーストタウン)や影の銀行(シャドーバンキング)など、漢字で表現されると、余計におどろおどろしい印象を持ちませんか。振り返ってみれば、日本のバブル期や米国でサブプライムローンが問題になった時も、ビルや住宅が建設途中で放置され、信用のない人に高利で貸し付けるノンバンクが跋扈していました。程度の違いこそあれ、バブル期に見られる現象は世界中で共通しています。失速懸念のある中国経済を冷静に分析するのが、今号の特集の狙いです。

 結論から言えば、中国経済にはまだ「成長の余熱」があり、財政的にも比較的余裕があることから、早期の破綻はないと予測しました。リコノミクスと呼ばれる李克強首相による経済政策は、基本的には正しい方向に進んでいるように見えます。実需を超えた景気刺激はしない、膨張した信用リスクを抑制する、不良債権を選別して潰すべき企業は潰す。これまで既得権益者たちの抵抗もあって、踏み込めなかった構造改革にようやくメスを入れようとしています。

 しかし、理屈のうえでは正しいことでも、急激に蛇口を閉めすぎたら、支障を来すのが経済運営の難しいところ。習近平政権の10年は綱渡りが続きそうです。足元に目を転じれば、日本では消費税増税が決まりました。こちらも財政健全化に向け、正しい道に進んでいるように見えますが、蛇口の閉め方次第では、景気に水を差す恐れがあります。時事深層で詳報していますが、水面下では早くも2015年10月の10%引き上げを巡る駆け引きが始まっています。

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「リコノミクスは正しいが中国経済は綱渡りが続く」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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