• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

経営ならぬ「継営」をドイツに学ぶ

2013年12月23日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 なぜ、今年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、国産車を押しのけて輸入車として初めてフォルクスワーゲンの「ゴルフ」が受賞したのか。なぜ、BMWをはじめとしたドイツ車が世界の高級車市場の4分の3を占めるのか。なぜ、世界最大の自動車部品メーカー、ロバート・ボッシュは国際特許の出願数でトヨタ自動車を上回るのか――。今号の特集では、現地取材を重ねて、ドイツ企業の強さの秘密に迫りました。源流にあるのは、長期的な視点とブレずに革新を続ける姿勢です。

 ドイツ企業の経営を知れば知るほど、目先の利益の確保に躍起となり、将来に向けたヒト、モノ、カネの投資が細りがちな日本企業のことが心配になってきました。四半期決算の導入もあって、多くの経営者がコストを減らして短期的な成果を出すことに傾斜しています。片やドイツには、会社の所有形態や労使関係、産業集積に独特の仕組みや歴史的背景があり、長期的な視点で事業を育てやすい素地があります。経営ならぬ「継営」の基盤が整っていることが、ドイツ企業の強みです。

 トヨタの豊田章男社長は自ら指揮する高級車ブランド「レクサス」について、「ほかのブランドにあってレクサスにないものは歴史とストーリーだ」と発言したことがあります。もちろん視線の先にあるのはドイツ車です。高級車に買い手が求めているのは、商品の奥に見える作り手の哲学やこだわりであり、困難な課題を乗り越えてきた進化の物語です。ドイツ企業が磨いているのは、その会社の歴史そのものであり、だからこそ強いブランドを誇っているのだと思います。

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「経営ならぬ「継営」をドイツに学ぶ」の著者

山川 龍雄

山川 龍雄(やまかわ・たつお)

日経ビジネス編集委員

「日経ビジネス」で自動車、商社業界などを担当後、2004年から4年間、ニューヨーク支局長。日経新聞出向を経て、東日本大震災直後から2014年3月まで同誌編集長。同年4月から現職。企業トップへの取材を通して、企業経営への提言を続けている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

もっと事業を効率化して、料金を下げて、消費者に貢献しないと業界はだめになってしまう。

和田 眞治 日本瓦斯(ニチガス)社長