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「新たな経験」が工場を復活させる

2014年4月28日(月)

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 東京湾岸などに立地する工場群の夜景を楽しむ「工場夜景ツアー」なるものが流行り出したのは、リーマンショックが起こった2008年前後からのようです。ただニッポンの工場は、観光資源として注目を集める一方で、超円高などもあり、国際的な競争力をどんどん失っていきました。それが今、蘇ろうとしています。

 無駄を極限まで排し、機能に特化した工場を「美しい」と感じるのは日本人独特の感覚なのでしょうか。それだけ、モノ作りというものが日本人の「遺伝子」として受け継がれているということなのかもしれません。

 今号の特集「ニッポンの工場」のキーワードは「『知』のケイレツ」です。資本や取引で強固な関係を築いたかつてのケイレツとは違い、業種や取引関係、さらに大企業と中小企業という規模さえも乗り越えて知識や技術を持ち寄り、新たなイノベーションにつなげる。それが「知」のケイレツです。

 日本でもヒットしているサイクロン式掃除機の開発で有名なジェームズ・ダイソン氏(英ダイソン創業者)が「編集長インタビュー」(112ページ)でこんなことを言っています。「経験を積み重ねることでしか、イノベーションは生まれない」──。

 「知」のケイレツの深化によってニッポンの工場は、単独でモノ作りをしてきた時よりもはるかに多くの経験を積むはずです。たとえそれが数多くの「失敗」であっても、モノ作りではイノベーションの種になり得る。ダイソン氏の言葉の真意はここにあります。

 緒に就いたばかりのニッポンの工場の復活が本物になるかどうか。その成否はこの「新たな経験」にかかっているのかもしれません。

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「「新たな経験」が工場を復活させる」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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