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「人材」を「人財」にできるかがカギ

2014年5月19日(月)

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 「編集長インタビュー」にご登場いただいた塩野七生さんの最新作は『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』です。教会がすべての中心だった中世、皇帝は教皇に立ち向かい2度も破門される一方で、世界最古の国立大学とも言えるナポリ大学を創設したり、聖都エルサレムを奪還したりするなど様々な「成果」を上げました。

 皇帝の改革の一翼を担ったのは彼が登用した人材です。自身が天才的な君主ではありましたが、その理想の実現を支えたのは有能な人材でした。もっとも、そうした部下に後に裏切られるなど苦労もしています。人の使い方というのはかくも難しいということなのでしょう。

 さて翻って現代日本です。終身雇用に代表される「人」を重視した経営は、日本企業の代名詞でした。大きく変わったのはデフレ時代に入ってから。終身雇用というコスト高になりがちな仕組みや、正社員の既得権を維持するために、コストの安い非正規社員に頼った経営に傾斜していきました。

 その人材の「使い捨て経営」が人手不足の顕在化という形で岐路に立っています。考えてみれば、これは十分に予想されたこと。人口動態から見ていずれ労働力が不足するというのは「想定内」だったはずです。人手不足が経営の手足を縛るということは、それだけ企業がデフレを前提とした経営に傾斜していたという証左でしょう。

 ただ4月以降の誌面で指摘してきた通り、女性やシルバーなど企業が使い切れていない人材はまだまだ存在します。非正規社員の人たちも含めれば相当な量に上ります。「人材」を「人財」にできるかどうか。日本企業の知恵が試されています。

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「「人材」を「人財」にできるかがカギ」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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川野 幸夫 ヤオコー 会長