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人事改革なくして成長なし

2014年6月23日(月)

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 最近、「日経ビジネス」は人材の特集が多いな。そう感じている読者の方も多いかもしれません。事実、5月19日号「さらば使い捨て経営」に続いて、今号も人材に関する特集です。もちろん立て続けに人材に関する特集を組むのには理由があります。デフレ経済脱却への道筋が見え、企業が成長への舵を切り始めた現在、ボトルネックとなる最大の要素が人材だからです。

 振り返ればバブル崩壊以来、日本企業の人材戦略は混迷を極めました。年功序列、終身雇用への反省から欧米型の成果主義を導入したものの、うまくいったとは言いがたく、その過程で人事部は単なる間接部門の一つになってしまいました。もちろんそれでも構わないのですが、問題はミッションさえも見失ってしまったことです。企業は人事部に対して新たなミッションを提示できないまま、成長の段階を迎えてしまったわけです。

 15年ほど前、米投資銀行JPモルガン(当時)の人事担当者を取材したことがあります。人事部門の役割を尋ねたところ、「大学からあらゆる分野の“天才”を集めて教育し、配置すること」との答えが返ってきました。日本の銀行のように法学部、経済学部といった専攻は関係ありません。とにかく才能を集めれば、そこから革新が生まれる。その後、欧米の金融機関はリーマンショックという挫折を味わうのですが、当時の高収益の背景を見た気がしました。

 日本企業にようやく到来した成長へのチャンス。経営統合、グローバル化、人材の多様化…。かつてとは違う環境の下で、経営改革は避けて通れません。改革を軌道に乗せるのは人。人事改革なくして成長なし、です。

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「人事改革なくして成長なし」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授