• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

マスク氏、世界で最も目が離せぬ経営者

2014年9月29日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 世界は動乱期に入ったのかもしれません。政治的には中国をはじめとする新興国が先進国に挑む構造的な変化。産業的には新たな技術革新が既存の産業秩序を脅かすという構図です。そして動乱期には多くの革命家が登場します。米テスラ・モーターズなどを率いる起業家、イーロン・マスク氏を見ていると、まさに革命家のにおいがぷんぷんします。

 ただし革命家には2種類あります。革命そのものを目的とし、動乱期にはものすごい能力を発揮して秩序の破壊に突き進みますが、革命の成就後には輝きを失うタイプ。もう一つは革命のみならず、その後の新秩序の構築までを構想しながら布石を打ち、革命後も能力を発揮するタイプです。日本の明治維新になぞらえれば、前者の典型は西郷隆盛、後者は大久保利通と言えるかもしれません。果たしてマスク氏はどちらなのでしょうか。

 勝手な見立てから言えば、マスク氏は両者を併せ持ったタイプかもしれません。

 既に業界秩序の破壊を宇宙ビジネスで起こしました。マスク氏率いる米スペースXは米ボーイングなどの巨人と真っ向勝負するまでになりました。EV(電気自動車)メーカーであるテスラも、したたかな戦術で台風の目になりました。西郷のごとき人間としての魅力と大久保のような緻密さ。しかもマスク氏の目標は持続可能な人類社会の構築という壮大なものです。

 最初は「ほら吹き」でも、その「ほら」が次々と実現すれば、それは「レジェンド(伝説)」となり、影響力はどんどん増します。マスク氏はまさにその途上。世界で最も目が離せない経営者、それがマスク氏です。

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「マスク氏、世界で最も目が離せぬ経営者」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

ドイツ企業は協調と競争の使い分けに長けている。

ビル・マクダーモット SAP CEO(最高経営責任者)