• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

原点回帰で強みの技術力に磨きをかける

2014年10月14日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 シリーズ「企業再攻」の第2弾は花王です。かつて1990年代、「日経ビジネス」は「強い会社」というシリーズ特集を組んだことがあります。その中の1社が同社でした。掲載したのは1994年4月25日号。当時花王は14期連続増収増益を続ける、文字通りの「強い会社」でした。

 それから20年余。当時から目指していた「打倒P&G」「アジア攻略」はいまだ花王にとって実現できていない大きな課題です。ではその間、花王に何が起こったのか、それを追ったのが今号の特集です。

 20年もの間停滞を続けてきた花王ですが、実は業績がそれほど悪化したというわけではありません。では何が停滞なのかと言えば、ずばり「成長力」ということになります。ライバルである米P&Gは日本のみならずアジア市場でも成長を遂げ、当時の花王にとってライバルでさえなかったユニ・チャームにはアジア市場で後塵を拝する結果になってしまった。

 しかし今、花王はかつての強さを取り戻すべく、ようやく攻め始めました。カネボウの買収で手にした「感性」を取り込みつつも、強みの技術力に一層の磨きをかける。いわば原点回帰といってもいいでしょう。

 企業が強さを取り戻すのは簡単なことではありません。過去のしがらみを断ち、事業の方向性を明確に示す決断を下し、社内の強みを生かすべく横断的な組織運営を図る。まさに前号で本誌が示した「『断』の経営」を実践しなければなりません。花王が今、断行しようとしている改革が遅すぎたのか、それともまだ間に合うのか。技術力が売りの同社は、多くの日本企業の一つの象徴でもあります。

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「原点回帰で強みの技術力に磨きをかける」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面倒くさいことを愚直に続ける努力こそが、 他社との差別化につながる。

羽鳥 由宇介 IDOM社長