• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

今こそ「Judo Strategy」

2014年12月8日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 少し古い話になりますが、2001年に米ハーバードビジネススクールの教授による『Judo Strategy(柔道戦略)』という本が出版されました。小さい企業が大企業に打ち勝つために必要な要素を実際の様々なケースを基に分析したもので、それによると3つの条件が不可欠となるそうです。

 まずは「Movement」です。大企業よりも素早く動き、いち早く有利なポジションを築くこと。次は「Balance」で、大企業との協業などで、大企業との対決を避けること。そして最後が大企業の力を自らの反撃力に利用する「Leverage」といった具合です。今号の特集はまさにこの柔道戦略の最新版とでも言えましょうか。

 大企業というのは往々にして、と言いますか、ほぼすべての大企業は動きが遅いものです。中堅・中小企業はここに勝機があります。これは古今東西、変わらぬ真理かもしれません。加えて、現代的な分析をすると、メガヒットが生まれにくくなった消費市場の構造変化も、実は中堅・中小企業に利することになるかもしれません。

 かつてはメガヒット商品がある一方、小さなヒット商品は「ニッチ」と呼ばれていました。ところが昨今はヒット商品そのものが小粒になり、かつてならニッチに分類されたであろう小ヒット商品も立派なトレンド商品として認知されるようになった気がします。つまりニッチを主戦場としてきた中堅・中小企業の得意分野が広がったことになります。

 世界の中で日本の規模が相対的に縮む中、この「Judo Strategy」は、日本全体が目指すべき方向を示唆しているのかもしれません。

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「今こそ「Judo Strategy」」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員