• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

自由貿易圏の広がりはチャンスの広がり

2014年12月15日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 自由貿易圏の広がりは世界の経済活動を活発化させ、ひいては世界全体の富の増大につながります。しかし無論ではありますが、勝者がいれば敗者もいる。競争力のある企業はますますその力を強めて市場を席巻し、中途半端な企業は淘汰されざるを得ません。そんな弱肉強食の世界がかつてない規模で出現する。それが近未来の姿です。

 この時重要なことは、「格差の温床になる自由貿易圏の拡大は嫌だ」といって「反グローバル主義」に走ることではなく、どうやって勝者になるのかに知恵を絞ることでしょう。30億人規模の、先進国もあれば新興国もあり大国もあれば小国もあるといった多様性に満ちた経済圏で勝者になるには、従来型の発想だけでは不十分なことは明らかです。さらに言えば、ライバル企業と真っ向勝負するだけではなく、あの手この手で先回りする、迂回する、利用する手練手管も必要になってきます。

 米中に欧州、東南アジア諸国連合(ASEAN)といった大市場に依存してきた日本企業は発想の転換を迫られます。現状世界第3位の経済規模を誇る日本ですが、今後は米中との差は広がる一方です。巨大な母国市場を背景にした米中企業との規模の差も、一部を除けば拡大する可能性が高い。先週号の特集「小よく大を制す」の際に、当コラムでも指摘しましたが、日本企業全体が巨大企業に立ち向かう中堅・中小企業のような発想力、行動力、スピードを持つことが30億人経済圏で生き残るためには不可欠です。

 自由貿易圏の広がりはチャンスの広がりでもあります。重要なのはチャンスを生かすための知恵とイノベーションです。

コメント0

「編集長の視点」のバックナンバー

一覧

「自由貿易圏の広がりはチャンスの広がり」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員