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最低投票率に見る二元思考

2014年12月22日(月)

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 「大義なき」師走の総選挙は予想通り、与党の圧勝に終わりました。アベノミクスへの信任以外に争点に乏しかった今回の総選挙の中で、今後の大きな論点としなければならないのは戦後最低を記録したと報道されている投票率でしょう。

 ある知人が少し前にスウェーデンでの会合に出席した時のことです。直前にスウェーデンでも総選挙があり低投票率が話題になっていました。「これは民主主義の根幹を揺るがす大問題だ」とスウェーデン人出席者たちは渋い表情で語っていたそうです。やはり東西を問わず有権者の政治離れは深刻なのかと妙に納得した日本人出席者たちでしたが、次の言葉を聞いて驚きました。「90%を切るなんて」…。日本ではどうだ」と聞かれるのを恐れ、知人を含めた日本人出席者たちは一斉に下を向いて固まっていたそうです。

 実は最近の風潮で気になることがあります。読者の方々からは様々なご意見をいただくのですが、ネットでの投稿などで増えているのが「怒り」調の文体です。中でも多い表現が「許せない」とか「××するな」とか。自分と違う意見に対する完全なる拒絶反応で、多様な意見を認めるという姿勢は残念ながら感じられません。

 今回の総選挙に照らし合わせて考えると、アベノミクスを信任するか否かを問われた有権者の中には、「反対だから投票には行かない」という人も多かったのではないでしょうか。対抗軸を示せなかった野党のだらしなさもそこに拍車をかけたのでしょうが、アベノミクスを拒絶することが、政治全体への拒絶につながったとしたら、問題の根は相当深いと言わざるを得ません。

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「最低投票率に見る二元思考」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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デイビッド・ルーベンシュタイン 米カーライル・グループ共同創業者兼共同最高経営責任者