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「ウサギ小屋」が日本の新たな輸出商材に

2015年2月23日(月)

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 日本の住宅に対して「ウサギ小屋」との表現が最初に使われたのはそれほど古いことではなく1979年のことです。当時の欧州共同体(EC)が「対日経済戦略報告書」の中で、そう表現しました。原文はフランス語ですが、そういえば60年代にはフランスのシャルル・ド・ゴール大統領が池田勇人首相に対して「トランジスタのセールスマン」と評したこともありました。経済の台頭著しかった日本に対するこうした揶揄は、当時の欧州人の対日観を表しています。

 そのウサギ小屋がこれから日本の新たな輸出商材になるかもしれない、と言ったら読者の皆様はどう思われるでしょうか? 「まさか」と思われるでしょうが既に日本の家は単なるウサギ小屋ではありません。断熱性、遮音性、省エネ性能などで進化してきました。気がついてみれば十分な国際競争力を持っていたのです。

 住宅メーカーにとって、少子高齢化の日本市場で成長するのは至難の業。これから市場が急拡大するアジアなどをターゲットにしようとするのは当然の帰結です。問題はその際に、現地の文化と密着度の高い住宅という商材を、どうアレンジして文化の壁を乗り越えるかでしょう。しかし考えてみれば、「すし」は「SUSHI」になり、「ラーメン」は「RAMEN」として海外でも受け入れられています。文化の壁を乗り越えるのは、簡単ではありませんが、そんなに難しいことではないのかもしれません。住宅メーカーのチャレンジに大いに期待したいところです。

 今号は日経新聞をはじめとする日経グループの共同企画「働きかたNext」も掲載しています。こちらもぜひお読みください。

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「「ウサギ小屋」が日本の新たな輸出商材に」の著者

田村 俊一

田村 俊一(たむら・しゅんいち)

日経ビジネス編集長

1989年日経BP社に入社。日経リゾートを経て1993年から日経ビジネス編集部。日経新聞経済部、日経ビジネス・ロンドン特派員、日経ビジネス副編集長、日経新聞産業部次長を経て2014年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授