「米国ネットの“ざわめき”を聴く」

米国ネットの“ざわめき”を聴く

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2006年8月31日(木)

第1回 米国で注目を集める「WOMM」とは?

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 世界的な消費者調査会社、米GfK NOPの調査「Roper Reports」によると、ビジネスパーソンや消費者が新製品の情報を得る上で「WOM(Word of Mouth:クチコミ)がベストな情報源」とする人は、1977年の67%から25ポイントも上昇し、現在は92%に達している。今さらながらWOMの重要度は高まっている。企業にとっては、「WOMマーケティング」(WOMM)を自社のマーケティング戦略にどのように統合していくかが急務となっている。

 6月20日・21日の2日間、WOMMを推進する業界団体WOMMA(Word of Mouth Marketing Association)が主催して米国サンフランシスコで開かれたカンファレンス「WOMBAT 2」には、60人以上のゲスト・スピーカーと400人を超える参加者が集合。WOMMのソリューションを求めるマーケッターの熱気があふれていた。

 米国企業のWOMM活用意向の高まりは、WOMBAT2でのプレゼンテーションでも随所に示された。2005年4月の『CMO Magazine』の調査によると、米国のマーケティング担当エグゼクティブの43%は、半年以内にWOMMを使用すると答えている(図1)。

4割超が半年以内にWOMMを活用すると回答。米国のマーケティング担当幹部を対象にした「CMO Magazine,April 2005」の調査から。

図1●各種マーケティング手法に対する企業の活用意向調査の結果

図1●各種マーケティング手法に対する企業の活用意向調査の結果


*1:TVドラマや映画などに製品を登場させて宣伝する手法
*2:ブランドをショートフィルムなどのエンタテインメント作品で宣伝する手法
*3:スポンサーを明示せず、広告・宣伝であることも隠して、ブロガーや代理人などを使って商品をPRする手法


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著者プロフィール

大柴 ひさみ(おおしば・ひさみ)

大柴 ひさみJaM Japan Marketing LLC代表。日米のマーケティング・ビジネスを橋渡し米国シリコンバレーで、日米のマーケティング・ビジネスのファシリテイターとして、戦略の開発実施・調査分析などのコンサルティング・サービスを提供するJaM Japan Marketing LLCの創設者/パートナー。日本の広告代理店の電通ヤングアンドビルカム、米国広告代理店マッキャン・エリクソンを経て、20年間に渡る日米間のビジネス経験を生かして、1998年にJaM Japan Marketingを設立。「Peer to Peer」(P2P)、「WOM」(Word of Mouth)などを活用した最新のマーケティング手法に注目したサービスを提供している。
ブログ「ひさみをめぐる冒険」を執筆中。本ウェブでは以前「米国ネットの“ざわめき”を聴く」を連載した。


このコラムについて

米国ネットの“ざわめき”を聴く

企業は“クチコミ”を自社のマーケティング戦略にどのように活用すべきか。どんな効果やリスクがあるのか。米国在住の筆者がWOM(Word of Mouth:クチコミ)先進国の最新動向を紹介します。

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