「業界別Webユーザー行動特性と対策」

業界別Webユーザー行動特性と対策

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2006年11月14日(火)

第1回 金融系サイト(前編)  商品とネットの親和性を見極める

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ネットと親和性が高い金融商品の要件とは

 各段階におけるユーザーの行動特性を見る前に、ネットユーザー行動特性に基づいて、インターネットと親和性が高い金融商品の要件を一度整理してみる。これはインターネットにおける「情報収集」と「オンライン取引」という2つのステップに分けて考えると分かりやすい(表2)。

 例えば、カードローンや住宅ローンなど各種ローン系商品は、その比較サイトが乱立することからも分かる通り、ユーザーが少しでも得なローンを探そうとインターネットで情報収集するケースが多い。特に、数千万円の取引になる住宅ローンでは、「少しでも得なローンを組みたい」という要望が高まり、この傾向も一層強まると考えられる。

 このように金利や金額などリスクを伴う商品は、ネットにおける情報収集と親和性が高いと言えるだろう。ただし、リスクが高いが故に、そのままネット取引には移行しづらい。また、「個人年金」など商品内容や用語が複雑で難しいものは、「ネットで調べたけどよく理解できない」といったように、インターネットによるユーザーの独力での情報収集には限界がある。これらは、ネットだけではなく、人的チャネルとの連携が重要になってくる。

表2●インターネットと親和性が高い金融商品の要件

表2●インターネットと親和性が高い金融商品の要件


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著者プロフィール

武井 由紀子(たけい・ゆきこ)

ビービット 取締役 業務執行責任者
 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。金融機関の組織戦略立案や官公庁のシステム開発に従事した後、2000年3月のビービット設立に参加。ビービットでは、金融機関や製造業、インターネット専業企業などのWebサイト・コンサルティングに携わる。コンサルティングした主な企業は、三井住友銀行、日本経済新聞社、本田技研工業、Yahoo!JAPAN、マネックス証券など。著書に『ユーザ中心ウェブサイト戦略』『ウェブ・ユーザビリティ ルールブック』がある。

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