マーケティングにネットとモバイルを生かすための専門メディア「nikkei BPnet NET Marketing」は、連載寄稿の筆者など計11人の方に「2006年の注目トピックス」をピックアップしてもらった。ネットマーケティング分野、あるいは自身の関心分野の中で、“重要”と考える2006年の事象や出来事を3項目挙げてもらい、理由や意義を解説してもらった。
取り上げた人が多かった事項は、YouTube、携帯電話、CGM(コンシューマ・ジェネレーテッド・メディア)の3分野。YouTubeはトラフィックの急増と米グーグルによる買収が関心の的。モバイル分野では、携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)制度の導入と相前後して起こったソフトバンクによるボーダフォンの買収と検索サービスの新展開への注目度が高かった。CGM分野ではYouTubeのほかブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用者急増に伴う“メディア化”を指摘する意見が目立った。
ややもすると薄れかけている記憶を呼び戻して2006年を締めくくるとともに、2007年の展望を開くヒントとしていただければと思う。同時に、多様な視点でのピックアップの妙もお楽しみいただきたい。
まずは、ニュースウォッチャーの方の選出からスタート。
●連載「注目のネット企業4社の定点ウォッチ」筆者
フリーライター 度相 秀知氏

■GoogleがYouTubeの買収を発表(10月9日)■
Web 2.0を代表する企業、Googleは2006年も1年にわたって活発な動きを見せ、さまざまなサービスやアプリケーションを相次いでリリースしたが、中でも「動画共有サイトYouTubeを16億5000万ドルで買収」という発表には驚かされた。
■Apple、インテルCPUへのスイッチを完了(8月7日)■
2005年のWWDC(World Wide Developer Conference)で表明された「PowerPCからインテルCPUへのスイッチ」。2006年1月にCore Duo搭載のiMacを発表したのを皮切りに、MacBook Pro(15インチ/17インチ)、Mac mini、MacBookと順次移行していき、8月にXeon搭載のMac ProとXserveが発表されたことで、インテルCPUへの移行は無事完了した。当初の計画では「2006年6月までに最初のインテルCPU搭載Macの提供を開始し、2007年末までにすべてを移行」する予定だったわけで、1年以上も前倒しで計画は遂行された。また4月には、インテルCPU搭載MacでWindows XPの利用を可能とするソフト「Boot Camp」のパブリックベータ版を公開し、ユーザーを驚かせたりもした。
■ソフトバンクグループがボーダフォンを買収(3月17日)■
ソフトバンクグループが、念願の携帯電話事業を手に入れた。ソフトバンクは3月17日、英Vodafone Groupとの間でボーダフォン日本法人の買収で合意、またヤフーと携帯電話事業に関する業務提携を結んだと発表した。買収総額は1兆7000億円超にも及んだ。10月からはブランド名を「ソフトバンク」に変更、10月24日の番号ポータリビリティ制度(MNP)開始に合わせて、「通話料0円」「メール代0円」「端末0円」など攻めの戦略をとったわけだが、MNPの受け付けが停止したり、公正取引委員会から警告処分を受けたりといった騒動となってしまった。















