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2006年10月19日(木)

グーグルはなぜYouTubeを買ったのか?

第6回

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 ニューヨーク時間の2006年10月9日午前10時34分、米国の新聞社ウォールストリートジャーナルが、オンライン・ビデオ共有サービスの最大手YouTubeを、グーグルが16億5000万ドルで買収することを報じた(2006年10月9日付プレスリリース参照)。

 YouTubeは、約1年半前に設立されたばかりの社員たった67人の会社である。それが日本円で2000億円もの価格で買われたのである。

すでに世界有数のサイトになったYouTube

図1●買収発表日のグーグルの時価総額とYouTubeの買収額

 アマゾン系のトラフィック分析サービスAlexaによると、10月13日時点でYouTubeはインターネット上のトラフィックのランクで世界第6位となっている。対するグーグルは同第3位。

 また、Alexaのデータによると、リーチ(どれくらい幅広い人からアクセスがあるか)では、まだグーグルに4倍ほどの差をつけられているが、ページビュー(閲覧されるページ数)では、すでにグーグルの半分弱の規模にまで達したことが示されている。

 たった1年半しか「仕事」をしてないことを考えると、「本当にYouTubeに2000億円もの価値があるのか?」と思いたくもなる。しかし、発表日のグーグルの時価総額1304億ドルと比較すると、YouTubeの価値16億5000万ドルはたった1.3%に過ぎない(図1)。つまり、グーグルは、トラフィックの大きさの割に非常に“安く”YouTubeを買ったとも言えるのである。


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