前回のコラムでは、ファン獲得型のアプローチのデメリットを補うために、お祭り型のアプローチやマスマーケティングを組み合わせる方法について紹介しました。
ただ、言葉だけではなかなかイメージがつかみづらいと思いますので、今回は、そんなハイブリッドなアプローチについて、具体的な製品の事例を参考に考えてみたいと思います。
今回、例として取り上げるのはアップルの「iPhone」です。
伝えやすい数々の魅力、一目でiPhoneと分かる特徴
まず、iPhoneを以前のコラム「ファン獲得型クチコミの原点」でご紹介した三つの項目でチェックしてみましょう。
iPhone自体は、米国での登場と同時に大いに話題を呼び、全世界での販売台数が1000万台を突破しようかという端末ですから、耳にした方も多いと思います。
そういう意味で、iPhoneが多くの人に愛されクチコミが広がる要素を持った端末であったことは間違いありません。
特に、米国で初めて発売された時のiPhoneは、以下のような分かりやすい魅力を持っていました。
・大画面のマルチタッチディスプレイ
・外出先でインターネットを本格的に利用できる
・携帯音楽プレーヤー「iPod」でできることすべてを実装
これらの特徴により、新しいガジェット好きの利用者から、外出先で頻繁にインターネットを利用したかった層、そしてiPodファン向け最上位機種として、さまざまな利用者層にiPhoneはアピールしできた端末だと言えます。
さらに、iPhoneはその特徴的な形態から、「ほかの人が使っているといやがおうでも目立つ」端末です。
以前のコラムでもiPodの白いイヤホンが、iPodのファンであることを無言で伝える特徴であることを紹介しましたが、iPhoneは通話の際やネット利用の際に取り出す端末になるため、端末自体が常に人目にさらされます。
街中でも、会社でもiPhoneを使っている人がいれば、おそらく周りの人の注目を集めたでしょうし、話題になることも多かったでしょう。もともと、iPhoneは評判が伝わりやすい要素がある製品であったというのは間違いありません。
さらにアップルは、iPhoneに関してさまざまな取り組みをしています。
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NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。










