サントリーのビール事業が1963年の参入から46年目で黒字になるというニュースが 先日報道されました。
主力のビールが好調だったことに加え、各社が原料高を理由に値上げに動いた中、サントリーだけが価格を据え置いた戦略が功を奏したようです。価格戦略は企業の命運に大きく作用するものであり、値上げは非常に難しい対応だと思います。原価が上がる中、価格を据え置いていれば利益は減っていきますが、値上げによって売り上げが落ちるというリスクもあります。
サントリーの場合は据え置き戦略が功を奏したわけですが、サントリーだけが据え置いたということがポイントではないかと思います。据え置きする会社の方が多ければ、値上げをした一社がその恩恵を独占することもあり得たのではないかと思います。ビールというシェア争いが熾烈(しれつ)なマーケットの難しさを改めて感じたニュースでした。
最近、アルコール度数7%の「キリンストロングセブン」という発泡酒が発売になりました。通常のビールや発泡酒よりも高いアルコール度数が特徴の商品です。
私はテレビCMでその新商品のことを知りました。そのときの率直な感想は「この発泡酒はいったい誰に向けて作られた商品なのだろう??」というものでした。アルコール度数が高い発泡酒というのは自分にとって何がメリットなのだろうか? この発泡酒は誰にどんなメリットがあるのだろうか? という疑問が頭によぎったのでした。
テレビCMでよく目にする新製品のビール類は、糖質カットなどのダイエットビールと原材料が麦ではないいわゆる第三のビールが主流です。糖質カットはダイエット、健康管理などという明確な目的のある商品ですし、第三のビールは低価格というメリットがありながら味も悪くないという訴求がメーンです。
こうした中でアルコール度数が高いという訴求はある意味新鮮ではあります。ただ、ダイエットや第三のビールの目的訴求に慣れた私にとっては、アルコール度数が高い発泡酒の目的が分からずに違和感を覚える商品だったのです。誰が買うのか想像もつかないこの発泡酒、どうやら売れ行きが好調なようなのです。
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