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2008年11月25日(火)

動画を活用した企業サイトを成功させる三つのポイント

ブライトコーブ SVP マーケティング&ストラテジー アダム・ベリー氏

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●ブライトコーブ SVP マーケティング&ストラテジー アダム・ベリー氏

●ブライトコーブ SVP マーケティング&ストラテジー アダム・ベリー氏

 企業がマーケティングに動画を活用する事例が増えている。永谷園は2008年10月から、動画投稿共有サイト「YouTube」で自社サイトに先駆けてレシピ動画の配信を始めた。10月にはエイベックスが公式チャンネル「avex Channel」を開設した。

 米ブライトコーブは動画配信のプラットフォームを企業向けに提供している企業だ。5月に電通、サイバー・コミュニケーションズ(cci)、Jストリーム、トランスコスモスが出資して日本法人を設立した。米ブライトコーブのSVP(シニア・バイス・プレジデント)マーケティング&ストラテジーのアダム・ベリー氏に同社が提供するサービスの概要、米国の動画活用事例や、企業がマーケティングに動画を活用する上でのポイントなどを聞いた。

ブライトコーブが提供する動画配信サービスの特徴は何か。

 オンラインで配信する動画の管理、適切な形式のファイルへのエンコード、動画プレーヤーのカスタマイズ、動画のアクセス解析などの機能をすべて持つことだ。動画への広告配信、ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に簡単な操作で動画を転載する機能などをプレーヤーに付加することもできる。

どのような企業がブライトコーブのサービスを利用しているのか。

 新聞社、テレビ局、政府機関、一般企業などが活用している。特にイギリスではBBC以外のテレビ局がすべて、当社のサービスを利用して動画を配信している。先日行われた米国の大統領選挙のキャンペーンでは、オバマ候補が当社のサービスを使って動画を配信した。

 一般企業ではサン・マイクロシステムズ、オンラインスーパーのストップ&ショップ、デザイン性の高い水道の蛇口などを販売しているコーラーなどが利用している。当社サービスを開始した当初はメディア系の企業の利用が多かったが、ここ半年間で一般企業のユーザーが増えてきた。

企業は具体的にどのように活用しているのか。

 サン・マイクロシステムズは二種類のユーザーに対して、異なる動画を使ってコミュニケーションを図っている。一つは製品購入前の見込客へのアプローチだ。製品・サービスを利用すると、どういったメリットが得られるのかといったことをストーリー風にして、配信している。もう一方は購入後のサポートや、リピート率、ロイヤルティの向上を目指した動画だ。

 BtoBの企業はユーザーアプローチの段階を、製品・サービスの認知、他社との比較、成約後のサポートというように明確にしやすい。動画が有効な段階を見つけて、活用することで高いROI(投下資本利益率)が期待できる。

 ストップ&ショップはブランディングに動画を活用している。多くのサービスの中から同社のサービスを選んでもらうために、ストップ&ショップが消費者の生活の一部だと思ってもらえることを目指したのだ。

 そのために、「あなたにとってのショップ&ストップ」というテーマで一般の消費者に動画を投稿してもらった。投稿された動画2〜3作品を一つの動画に編集して、Webサイトで公開した。企業から一方通行に情報を伝えるのではなく、消費者の生の声を活用することで、ショップ&ストップが多くの人にとって生活のパートナーになっていることを伝えている。

 BtoCの企業であれば、購入する前段階で消費者の生の声の動画を最後の一押しとして活用して見せる、ブランド価値の向上を目指して見せるといった使い方が有効だ。

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「日経ネットマーケティング」(2007年10月25日創刊)は企業の販売・営業、広告・宣伝担当者に向け、「ネットとケータイで“売れる”仕組みを作る」をテーマに、実務に役立つ情報を「本誌」「Web」「セミナー」の三つを連携させて提供します。「日経ネットマーケティング」の年間購読は、こちらからお申し込みいただけます。

中村 勇介(なかむら・ゆうすけ)

編集者・ライター
ウェブ関連雑誌の編集者、日経ネットマーケティングの記者を経て、日経デジタルマーケティングに記者として従事。「楽天と百度、中国EC事業の提携解消へ」といったスクープから、「ゼンリン子会社が作った“麻薬”のような見込み客リスト」との風変わりな必見記事、「日産に学ぶ ソーシャルメディア時代の組織改革」という特集まで手掛ける範囲は幅広い。

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