前回までのコラムでは、クチコミが広がったネットマーケティングの事例について、さまざまなパターンを紹介しました。
ただ、一つひとつの事例を見ただけでは、なかなか自社への応用がイメージしにくいかもしれません。
そこで、今回はネットマーケティングにおいて、どのような全体像を描くべきかという話をご紹介したいと思います。
まず、みなさんに改めてご紹介したいのが「AISAS(アイサス)」というモデルです。
AISASとは、インターネットを積極的に活用する消費者の購買行動プロセスをステップ化する形で電通が提唱したもので、ある商品を消費者が認知してから購買に至るプロセスを、「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Action(購買)」「Share(情報共有)」の五つのフェーズで表現しているモデルです。
ネットマーケティングを語る上では必ずといっていいほど登場する概念です。知っている方も多いかもしれません。
ただ、ネットマーケティングを展開する上で、AISASの理論が誤解を生みやすいのが、AISASという言葉が時間軸で左から右に流れるように並んでいる点です。
おそらく下記のようなイメージを持っている方が少なくないと思います。
つまり、大量のAttention(注意)を獲得することができれば、そのうちの何%かが興味を持ってくれて、そのうちの何%かが検索行動を起こし、そのうちの何%かが購買行動を起こす、と時系列で左から右側に確率論で減っていくイメージです。
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NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。










