みなさんは、ニュースの価値というものを、考えたことがあるでしょうか。例えば、自社にとって画期的なサービスであっても、メディアにそっぽを向かれることもあります。また、社内的にはささいなニュースリリースと思いつつ、配信したらメディアが飛びついてきたということもあります。
実はニュースの価値は、絶対価値ではなく、相対価値なのです。
何年も前に、ある企業の事業部が「太陽電池・ソーラーパネルを使えば、電気代が減らせる」と考え、開発をしました。
このとき、太陽電池・ソーラーパネルは電気代を減らせるというのが訴求ポイントでした。しかし、ソーラーパネル自体が高価で普及には苦労したといいます。
今、太陽電池・ソーラーパネルの訴求ポイントは、電気代を減らせるということだけでなく、化石燃料により発電した電気の消費量を減らせる=エコであるということにあるようです。
このように同じ商品であっても、その時代背景などによって、評価されるポイントは変わってくるのです。自社にとって画期的なサービスであっても、既にほかの企業が手掛けていたり、受け手に受け入れられないものであったりすれば、そっぽを向かれてしまうのです。
ここでおさらいをしましょう。ニュースの必須条件とは、以下の四つです。
・事実であること
・「今までにない」新しいことであること
・主観的、自己主張、イメージ訴求が強すぎないこと
・情報発信者の信頼性(※これはブランディングの話なので別の機会に説明します)
これと同時に、需要と供給のバランスや、地域性(東京なのか、地方なのか)、タイミング(当日のニュース量が多いか、少ないか)、発信者のランク(大企業か、そうでないか。社長か、課長か)といった、ニュースの「市況」によって、メディアに取り上げられるか、取り上げられないかは決まっていきます。
つまり、ニュースというのは生ものであり、鮮魚のセリや、株式市場と似ているところがあるといえます。多くの企業がニュースを大量に配信した時は、その日に掲載される確率は低くなったり、その時に市場(受け手)が注目している分野にニュースを配信すると、掲載される確率は高くなったりといった具合です。
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