「カンバセーショナルマーケティングの近未来」

カンバセーショナルマーケティングの近未来

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2009年1月28日(水)

広告の大量投下で後悔しないための三つのポイント

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 前回のコラムでは、インターネットを活用したマーケティングにおいては、広告だけでなく、自社サイトやクチコミ情報などを充実させることで、広告の効果を最大化させるべきだという話を紹介しました。

 ただ、当然、製品やサービスによって、各要素の必要性や重要度は異なります。

 そこで、今回はネットを活用したマーケティングにおいて、前回紹介した四つの各要素を具体的にどのような目的で活用するべきか、という話をしたいと思います。

図●ネットマーケティングにおける役割分担

 最初にチェックすべきなのは、同心円の中心にある「製品・サービス」が利用者に満足されているかどうか、という点です。

 「製品・サービス」が特に効いてくるのは、「AISAS」でいうところの「Action(購買)」から「Share(情報共有)」へのステップ。利用者が満足しているのであれば、その利用者がほかの人にその製品やサービスを薦めることも増えますし、ポジティブ(肯定的)なクチコミも増えることになります。

 極端な話、もし利用者が必ず1人以上の友人に、その製品やサービスを購入することを説得するというサイクルが回るのであれば、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「mixi」や動画投稿共有サイト「YouTube」の事例のように、その製品やサービスの利用者をクチコミだけで倍々ゲームの勢いで増やしていくことも不可能ではないわけです。マーケティングの成果を最大化する上でも、この製品やサービスの満足度の要素は非常に重要であるといえるでしょう。

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著者プロフィール

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。


このコラムについて

カンバセーショナルマーケティングの近未来

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と利用者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、「カンバセーショナルマーケティング」というキーワードで、利用者の会話に注目したマーケティングのあり方や可能性について考えていきたいと思います。

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