前回のコラムでは、「AISAS」のステップをピラミッド型として考えた場合に、自社サイトやPR、広告などをどういう役割分担で考えるべきなのかという話を紹介しました。
ただ、ここで気をつけていただきたいのは「広告」という単語です。
話を分かりやすくするために、「広告」は同心円の一番外側で、ほかの手段でもリーチできない人たちにメッセージを届けるための手段としてご紹介していますが、実際には「広告」にはさまざまな手段があり、それぞれの手段で目的や役割が異なります。
その最たるものがグーグルの「AdWords(アドワーズ)」やオーバーチュアの「スポンサードサーチ」に代表される検索連動型広告でしょう。
検索連動型広告は、広告は広告でも、非常にターゲットを絞って表示できる広告です。利用者が「検索」する際に表示をするわけですから、AISASのピラミッドで考えると当然「Search(検索)」している人が最大のターゲットです。
「液晶テレビ」や「ビデオカメラ」など、製品の情報を探している人、つまり「Action(購買)」の直前の人に広告を表示できるわけですから、この広告サービスの効果が高いのはある意味、当たり前です。
日本企業においては、まだまだ認知が浸透していないためか、意外に検索連動型広告を使っていないケースも見られるようですが、効果を考えるとこのサービスを使わないのは非常にもったいないというのが率直な印象です。
それまで、通常のバナー広告やアフィリエイト広告を実施していた企業が、検索連動型広告を出したときに、その効果のあまりの高さに驚いたという事例にはこと欠きません。
製品の購入や、資料請求などの成果に結びついた比率を見る、いわゆるCVR(コンバージョン率)についても、検索連動型広告の効果があまりに高いために、ほかの広告手段を使うのが馬鹿らしくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。
ただ、ここで気を付けなければいけないのは、検索連動型広告の効果の限定性です。
検索連動型広告は、文字通り「検索行為」をしなければ表示されない広告。この「検索行為」をしている人は、AISASでいう「Search(検索)」までたどり着いた人たちです。
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NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。







