不況の影響で外出せずに、家の中で消費する「巣ごもり消費」が注目されています。EC(電子商取引)サイト 運営企業などはその恩恵を受けている代表的な事業者になるでしょう。
楽天はその追い風を受けて好調な決算を発表しました。証券などの金融事業は厳しい決算でしたが、本業のEC事業は巣ごもり消費の追い風を受けて絶好調。2008年10〜12月の流通総額は前年同期比20.9%増の2780億円へ拡大しています(トラベル予約も含む)。
また、2008年12月7日には楽天市場の1日の売り上げが過去最高の30億円を突破したとのこと。12月7日は民間企業のボーナスが支給されて初めての日曜日。この日に合わせてポイント3倍のキャンペーンを行ったことが見事に当たり、過去最高の売り上げを更新したようです。2008年の通常の売り上げ平均は約17億円なので30億円という数字はかなり急激な伸びといえるでしょう。
巣ごもり消費で伸びる商材はいくつかありますが、大きく二つに分類できると思います。
一つは、食品関係です。日常の食材やビールなどの飲料、ホームパーティーなど家で楽しむものも含まれます。そしてもう一つが時間消費型の商材です。書籍 やDVD、ゲームなど、自宅で楽しめるエンターテインメントがこの時間消費型で伸びている商材です。
今回は食品関係について紹介します。
外食を控えて自宅で食事をする人が増え、ECサイトで食料品の販売が伸びています。楽天では生鮮食料品を正午までに注文すると翌日配送する「グルメスピード便」を「あす楽」にリニューアルし、家電、日用品、化粧品など取り扱いアイテムを拡大したところ、「グルメ」はそれまでの7倍売れるようになったといいます。お米やビールなどの日常の食材はリピート率も高いと考えられるため、今後も安定した売り上げで推移していくのではないかと考えられます。
不況のため、より安く買い物をしたいというニーズから、初めて食料品をECサイトで購買した人も多いと思います。今後、不況が終わり、景気が回復したとしても、日常の食材をネットで買うという習慣を身に付けた消費者は、その行為から離れることはないのではないかと思います。
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