前回のコラムでは、クチコミという言葉や、クチコミを活用したマーケティング手法にはさまざまなものがあり、それらが人によって混在して語られている現状についてお話しました。
このコラムでも何度か紹介しましたが、製品やサービスに関するクチコミというのは、興味を持っている相手に対して伝播していく可能性は高いのですが、その製品やサービスに全く興味がない人に伝播させるのは難しいのが通常です。
例えば、いくら私が自分のビデオカメラの便利さを友人に説明したとしても、その友人がビデオカメラ自体に興味を持っていなければ、なかなかクチコミとしては広がりません。
そういう意味で、マーケティングを「AISAS」の視点で考えたときには、製品やサービスを認知すらしていない層に認知をしてもらう手段としては、やはりテレビCMやテレビ番組、新聞など、マスメディアへの露出が欠かせない、というのが基本的な考え方になると思います。
インターネット発といわれるブームの多くも、初期はブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などのソーシャルメディアのみで盛り上がっていたとしても、後半はニュースサイトや雑誌が取り上げ、さらに新聞やテレビなどが取り上げて、多くの人に知られるようになる、というのが一般的な傾向と言えます。
当然、これはインターネット以前のクチコミも同様です。
クチコミで流行ったといわれるブームのほとんどが、最終的にはマスメディアがそのクチコミでの流行を取り上げることにより、ブームが加速しているわけです。
そういう意味で、インターネット上のクチコミというものは、前回紹介したように、ある程度、AISASのプロセスを経ている人たちを対象に設計するのが無難です。
こうした中、インターネットを活用したマーケティング手法の中で、製品やサービスを認知していない層にその必要性を認知してもらう方法としては、バイラルビデオや動画ブログパーツなど、“動画”の活用が注目されます。
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NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。










