前回は、「ガイジン(外国人)がつくるラーメン」という個性を持ったラーメン店を取り上げましたが、今回は文房具店。昔はどこの町でも一軒はあった小さなお店です。ピークは3万店くらいあったそうですが、いまはその3分の1。
量販店、100円ショップ、アスクルなどに客を取られ、衰退の一途。本屋さん、酒屋さんなどとともに商店街から姿を消しつつある典型的なお店の一つです。
小学校のころは、文房具屋さんに行くのが楽しみでした。新しい鉛筆削り、カッコいい下敷き、消しゴム、筆箱などお店のおじさんに聞きながらワクワクしたものです。あのころの子供には、ワンダーランド。それが、少子化や量販店の進出などの要因で、小さな文房具店は存在が怪しくなってきたのです。
その生き残りの困難な文房具店で、ユニークな個性で健闘しているお店を見つけました。神奈川県の相模原駅前にある「菊屋」さん。どこにでもあるような目立たない店構えで、用がなければ通り過ぎるような文房具店です。
●「菊屋」の店舗
もともと文房具店の経営は、官庁や会社の大口取引をベースに、個人の客を相手にした商売が成り立っていました。それが1995年ころから、バブル崩壊の後の商店街の衰退とともに経営が怪しくなり始めました。
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