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2009年3月20日(金)

第63回:左利きグッズが救った街の文房具店

小さなお店のブランディング(2)

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 前回は、「ガイジン(外国人)がつくるラーメン」という個性を持ったラーメン店を取り上げましたが、今回は文房具店。昔はどこの町でも一軒はあった小さなお店です。ピークは3万店くらいあったそうですが、いまはその3分の1。

 量販店、100円ショップ、アスクルなどに客を取られ、衰退の一途。本屋さん、酒屋さんなどとともに商店街から姿を消しつつある典型的なお店の一つです。

 小学校のころは、文房具屋さんに行くのが楽しみでした。新しい鉛筆削り、カッコいい下敷き、消しゴム、筆箱などお店のおじさんに聞きながらワクワクしたものです。あのころの子供には、ワンダーランド。それが、少子化や量販店の進出などの要因で、小さな文房具店は存在が怪しくなってきたのです。

 その生き残りの困難な文房具店で、ユニークな個性で健闘しているお店を見つけました。神奈川県の相模原駅前にある「菊屋」さん。どこにでもあるような目立たない店構えで、用がなければ通り過ぎるような文房具店です。

●「菊屋」の店舗

●「菊屋」の店舗


 もともと文房具店の経営は、官庁や会社の大口取引をベースに、個人の客を相手にした商売が成り立っていました。それが1995年ころから、バブル崩壊の後の商店街の衰退とともに経営が怪しくなり始めました。

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著者プロフィール

関橋 英作(せきはし・えいさく)

関橋 英作 マーケティング・コミュニケーション・ユニットMUSB
青森県生まれ。
外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当。その多くを、トップブランドに導き、ギャラクシー賞グランプリをはじめ、NYADC賞、ACC賞など数多く受賞した。特にキットカットにおいては、クリエイティブの斬新さに加え、ビジネスの結果を出さなければ受賞できないAME賞(アジア・マーケティング・イフェクティブ賞)を2年連続グランプリの快挙。アジアマーケットナンバーワンを勝ち得た。また、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーを取得。消費者インサイトを深く洞察する。女子美術大学・拓殖大学非常勤講師。


このコラムについて

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メール・マーケティングに始まり、アフィリエイト、検索連動型広告、コンテンツ連動型広告、動画広告にRSS広告などなど実に多彩な発展を遂げているネットマーケティング。こうした広告のプラットフォームが次々と登場することは喜ばしい半面、企業は踊らされがちになります。本来、マーケティングとは何だったか?これを忘れそうになったときに皆様を原点に引き戻す、そういうコラムを目指しています。テクノロジーがどれだけ進化したとしても、マーケティングの原点はいつの日も変わらないのですから。

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