「ユーザーの心をつかむWeb文章術」

ユーザーの心をつかむWeb文章術

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2009年6月1日(月)

A/Bテストで検索連動型広告のコピーを検証する

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 ニーズを持った見込み客を集めるには、検索連動型広告が手軽で有効です。自社のWebサイトへ誘導するため、「Yahoo! JAPAN」や「Google」などに検索連動型広告を出稿する方も多いでしょう。

 検索連動型広告で悩ましいのは、キャッチコピーとボディーコピーです。キャッチコピーやボディーコピーについては、以前書いた記事「いいキャッチコピーは、訴求『対象』と『点』が明確」「Web文章作法(上):ユーザーはそもそも文章なんて読みたくないと思っている」「Web文章作法(下):「言葉」に「説得力」を持たせ、ユーザーを口説く方法」をご覧になってください。

●検索連動型広告の例

 ↑これが検索連動型広告。キーワード広告、リスティング広告などともいいます。

 このコピーの書き方一つで、誘導されたWebサイトにおけるユーザーの滞在時間に変化が起きることもあるのです。

 例えば、以下のパターンを見てください。

■パターンA

パターンA

■パターンB

パターンB

 これは私が話をお聞きした、自転車買い取り専門店のサイクルハンター様のGoogle AdWords出稿例です。

 パターンBには「高く売るコツ」 というコンテンツがあることを記述しているため、それを目的とした人が多く訪れて滞在時間も伸びると思いきやそうではありませんでした。パターンA からのトラッフィックの多くが、買い取り方法や仕組みなどのページを見て回り、結果的に滞在時間も伸びたことが分かったといいます。

 この広告の目的はサイクルハンター様の認知を高めるためで、必ずしも直接的なコンバージョン(買い取り申し込み)だけを狙ったものではありませんでした。そのため滞在時間も重要な指標となっています。予想と異なり、パターンBの方が効果的な広告だったことが判明したのです。

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著者プロフィール

中村祐介
エヌプラス 代表取締役

中村祐介

日経BP社の記者職を経てエヌプラスを設立。ソニーやグーグル、KDDI(au)、二期リゾートなど多数の企業のマーケティングやブランディング、Web、PR、イベントなどのコンサルティングやプランニングに携わる。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆などの創作活動を行うほか、講演活動も行う。プライベートではRIA(Rich Internet Application)コンソーシアムの運営委員や、自由大学の教授、日本冒険作家クラブに所属するなど、多種多様な活動を行う。Blogは「中村祐介のコミュニケーション戦略メモ」。近著に「ユーマネー」。


このコラムについて

ユーザーの心をつかむWeb文章術

雑誌・テレビと比べて、インターネット広告の出稿量は増え続ける一方です。デザイン面においても、大手の広告会社や広告制作会社がかかわるようになり、そのクリエーティブを評価するアワードなども、活況を呈しています。
しかし、文章やコピー表現となると、紙媒体などと比べて、まだまだ改善する余地は多くあります。SEO(検索エンジン最適化)を中心テーマとしたライティングテクニックなどは大量に本が出版され、インターネット上でも販売されているケースが見受けられますが、それと、ここでいう文章・コピー表現はまったく別モノです。
いくらSEO対策を行ったり、広告を用いたりしてユーザーに自身のWebページにアクセスしてもらうことがかなったとしても、そこに魅力的なメッセージがこめられていなければ、意味がありません。パソコンやケータイなどを使い、コンテンツを見ているユーザーの気持ちをつかむ文章表現が加わることで、初めて、ユーザーに愛されるコンテンツとなり得ます。
このコラムでは「ユーザーの心をつかむ文章術」というキーワードで、ターゲットとなる「人間」の「心」を動かす文章のあり方や、可能性について考えていきたいと思います。

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