前回のコラムでは、インターネットを活用したマーケティングの効果測定においては、単純にCPC(クリック単価)やCPA(顧客獲得単価)で効果を測定するだけでなく、複数の価値の可能性を組み合わせて考えるべきではないか、という話を紹介しました。
前回の記事で「グランズウェル」から引用して紹介した事例は、米国の成功事例ということもあり指標が複雑でした。今回はもう少し日本の実情に合わせてシンプルな例を紹介したいと思います。
例えば、検索連動型広告で、CPAが1万円を達成している製品があったとします。
一般的に、ネットを活用した広告手段でCPAが最も良くなるのは検索連動型広告でしょうから、ほかの広告手段でこの成果を抜くのはかなり難しいでしょう。
普通にバナー広告や記事広告を出稿しただけだと、よほど単価の安い広告枠でない限り、CPAが数倍や10倍以上になることも珍しくないはずです。
この背景を図にするとこういうイメージになります。
つまり、検索連動型広告を、Search(検索)の層にいるターゲットをAction(行動)に導くための広告ととらえると、Action(行動)へのステップは1ステップだけです。
逆に、バナー広告や記事広告は、Attention(認知)やInterest(興味)の層の人たちや、そもそも認知すらしていなかった人たちも対象になりますから、Action(行動)に到達するには複数のステップを踏まなければいけません。
その分、コストがかかってしまうのは、当たり前と言えば当たり前の話です。
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NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。










