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2009年8月28日(金)

ケータイを活用してマーケティング接点を増やすことが成否を分ける

日経ネットマーケティング、「ケータイマーケティング最前線」セミナー開催

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写真1●「ケータイマーケティング最前線」のセミナー会場

写真1●「ケータイマーケティング最前線」のセミナー会場


 日経BP社・日経ネットマーケティングは2009年8月25日、「ケータイマーケティング最前線 ケータイ構築からSEO、最新トレンドまでを1日で把握できる!」と題したセミナーを、東京コンファレンスセンター・品川(東京都港区)で開催した(写真1)。

 本セミナーでは、サイト集客のベースとなるケータイSEO(検索エンジン最適化)対策から、企業のモバイル広告活用の現状、そして注目が高まる「iPhone」などのスマートフォンのマーケティング活用まで、ケータイマーケティングの“今”を切り取った講演が行われた。

写真2●ドコモ・ドットコムのビジネス開発部マネージャーの村上勇一郎氏

写真2●ドコモ・ドットコムのビジネス開発部マネージャーの村上勇一郎氏


 基調対談では、ドコモ・ドットコムのビジネス開発部マネージャーの村上勇一郎氏(写真2)と日経ネットマーケティング記者の新井勇夫が登壇。日経ネットマーケティングとディーツーコミュニケーションズが共同で実施した「インターネット広告・モバイル広告利用動向調査」(回答444社)を基に、企業のモバイル広告活用の動向について議論した。

 新井は冒頭、企業の広告宣伝費の増減に関する調査のデータを提示した。それによると、2007年に比べて2008年に広告宣伝費を増やしていた企業は21.6%だった。対して、2009年は2008年と比較して広告宣伝費を増やした企業は9.6%にとどまった。企業のマーケッターは、少ない広告費でいかに成果を最大化するかを求められている。

 ただ、広告宣伝費を「減らす」と答えた企業数が、「増やす」と答えた企業数を上回った一方、インターネット広告とモバイル広告はその逆で、「増やす」と回答した企業数が「減らす」と答えた企業数を上回ったという。特にモバイル広告は「増やす」の回答率が唯一2008年を上回ったと説明した。

 モバイル広告活用への意欲を見せる企業が増える一方、ケータイサイトの開設率は約3割にとどまっていた。そこで、ケータイサイトを開設する上で、どうすれば企業は成果を上げられるのかと村上氏に問うと、「ケータイサイトやサービスを始める前に、ユーザーが利用するシーンを直感的にイメージすべき」と指摘した。村上氏は具体例として、レシピサイトの「クックパッド」を上げた。同サイトはケータイからの利用者が増えている。それは台所でパソコンを利用するよりも、少し水に濡れても平気な防水携帯電話などでレシピを見ながら利用するほうが便利であるためと説明。事前に生活での利用シーンを十分検討することで、成功の可能性が高まると意見を述べた。

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著者プロフィール

中村 勇介(なかむら・ゆうすけ)

編集者・ライター
ウェブ関連雑誌の編集者、日経ネットマーケティングの記者を経て、日経デジタルマーケティングに記者として従事。「楽天と百度、中国EC事業の提携解消へ」といったスクープから、「ゼンリン子会社が作った“麻薬”のような見込み客リスト」との風変わりな必見記事、「日産に学ぶ ソーシャルメディア時代の組織改革」という特集まで手掛ける範囲は幅広い。

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