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第24回:ECサイトで広がる「タイムセール」、実店舗と違うその狙い

2009年9月17日 木曜日     渡辺 健太郎

Keywords IT・通信  マーケティング  EC 

 スーパーマーケットなど実店舗ではおなじみのタイムセール。特定の時間だけ商品が安くなる割引ですが、不況の影響なのか新戦略なのか、最近ではEC(電子商取引)サイトでの導入が増えています。

 国内ECモール最大手の「楽天市場」でも、2009年8月から日替わりのタイムセールを始めました。「家計応援4時間限定タイムセール」と名付けられたこのセールは毎日午後8時から午後11時59分までの約4時間、日替わりのお薦め商品を売り出すというものです。

 ちなみに、9月10日に売られていたものは以下の通り。

・ナノコラーゲン 400円 61%OFF
・ETC 7780円 53%OFF
・ミニ三脚 500円 74%OFF
・SEXYブリーフ 998円 60%OFF

 確かにどれもかなりの割引率でお得感を感じます。

 通常の実店舗におけるタイムセールは、一般的に顧客の少ない時間帯に開催し、顧客を増やすのが狙いです。一方、楽天のタイムセールは売り上げが集中する午後8時〜午後11時59分というコアタイムで開催します。この違いはどこから来るのでしょう。

 狙う時間帯の差はリアルとネットの特性の違いから来ているのではないかと思います。

 実店舗で顧客が少ない時間にタイムセールを行うのは、店舗という限られたスペースに集客できる人数が限られているからです。席数というキャパシティが決まっている飲食店で回転率を重視するのと同じ考え方。スーパーのタイムセールは、飲食店に例えるならランチとディナーのピークタイムの谷間にサービスメニューを投入することで売り上げ向上を狙うのと同じようなものなのです。つまり、ピークタイム以外の集客を狙った企画ということになります。

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このコラムについて

誰に、いつ、どこで、どうやってターゲティングするのか。その選択を正しく行う、つまりターゲティングの正解を知っていれば、釣堀で魚を釣るように簡単に魚が釣れる。欲しがっている人、潜在的なニーズを持っている人に的確に情報を伝えることができるようになればいいな、というのが多くのマーケティング担当者の思いだ。「釣堀マーケティング」という理想的な状況を作りだすためのヒントになるマーケティング全般の考え方、世の中の身近な事例、具体的なターゲティング手法などを、このコラムでは綴っていく。さまざまなターゲティング手法を知って、うまく使いこなすことが、今後のマーケティングでは必要となり、成功のカギとなる。

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著者プロフィール

渡辺 健太郎(わたなべ・けんたろう)

渡辺 健太郎

1974年宮城県出身。1997年東邦大学理学部情報科学科卒業後、大塚商会を経て、1999年にインターネット広告代理業やインターネットメディア事業を展開するサイバーエージェントへ入社。1999年7月には、大阪支社を立ち上げるとともに支社長を務める。その後、2005年7月からは責任者として「アメブロ」の立ち上げを担当。2006年12月サイバーエージェント取締役に就任。現在は株式会社マイクロアド代表取締役として、行動ターゲティングやコンテンツ連動型などの広告テクノロジーを開発・運営し、アドネットワーク事業「MicroAd(マイクロアド)」を展開する。

行動ターゲティング、ブログ広告、リターゲティングのマイクロアド

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