「カンバセーショナルマーケティングの近未来」

カンバセーショナルマーケティングの近未来

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2009年10月21日(水)

上司もすぐ分かるクチコミ調査報告、無料ブログ検索を使ってみよう(後編)

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 前回のコラムでは、無料のブログ検索サービスである「Yahoo!ブログ検索」を利用して、ネット上のクチコミ量を定量的に調査する方法を紹介しました。

 今回は引き続きYahoo!ブログ検索を取り上げ、ブログ検索ならではの機能を説明したいと思います。

 Yahoo!ブログ検索は、興味を持った人が検索した回数をグラフで確認できる「Googleトレンド」と異なり、製品について話題にしている人の量をグラフとして表示する点は前回ご説明しました。もう1つの相違点、それは、「クチコミの内容を確認できる」という点です。

 例えば、前回Yahoo!ブログ検索で「GR DIGITAL」について検索したグラフが下記の通りでした。

●「GR DIGITAL」の注目度の推移

●「GR DIGITAL」の注目度の推移


 この状況では、時系列のトレンドは見えるものの、そのピークがなぜ発生したのかを知ることはできません。日時などの情報から、何があったのかを別途調べる必要があります。

 ただ、ブログ検索は、もともと1つひとつのブログ記事の積み上がった量がグラフとして表示されますので、簡単にこのグラフから詳細を確認できるのです。

 例えば、上記グラフでピークとなっている7月27日のところにカーソルを合わせてクリックしてみてください。下記のように、7月27日に書かれたブログ記事だけが表示されます。

●7月27日に書かれた「GR DIGITAL」に関するブログ記事

●7月27日に書かれた「GR DIGITAL」に関するブログ記事


 記事の内容を見れば、この日にGR DIGITAL IIIが発表されたことで話題が盛り上がったということが一目瞭然(りょうぜん)です。

 同様にグラフが跳ね上がっているところを見ていくことで、何がきっかけで話題が盛り上がっているのか、実際の反応はどうだったのか、というのをブログ検索では細かく確認していけるわけです。

 特にこの特性が役立つのが、クチコミの量が多いからといって、その内容がポジティブ(肯定的)な内容とは限らないシーンです。

 定量的なグラフだけでは、実はその盛り上がりがポジティブな内容なのかネガティブ(否定的)な内容なのかは分りません。ネガティブなクチコミが盛り上がったときにも、当然グラフはピークをつけることになります。

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著者プロフィール

徳力基彦

アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。


このコラムについて

カンバセーショナルマーケティングの近未来

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と利用者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、「カンバセーショナルマーケティング」というキーワードで、利用者の会話に注目したマーケティングのあり方や可能性について考えていきたいと思います。

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