「カンバセーショナルマーケティングの近未来」

カンバセーショナルマーケティングの近未来

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2010年1月13日(水)

テレビや、紙メディアでのPR露出の効果はどう測定する?

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 前回のコラムでは、オンライン記事の影響力を計測するために、記事経由のアクセス数や、アクセス後の行動パターンを分析する方法を紹介しました。

 オンライン記事は、ネットからネットへ直接来てもらえるため、分析しやすい媒体でした。しかし実際のPR活動では、オンライン記事だけでなく、テレビ、新聞、雑誌など露出する媒体は様々。もちろんテレビや新聞に露出したからといって、すべての視聴者や読者が自社サイトに来るわけではありませんが、ネットユーザーの増加やネット環境の普及によって、特にテレビ露出の反応は、ネット側で鮮明に反映されるようになっています。

 そこで今回は、オンライン記事以外の媒体のPR効果測定について、アクセス解析サービスから類推する方法を考えてみましょう。

 「Yahoo!JAPAN」や「Google」のような検索サービスでは、急に検索数が増加した急上昇ワードのランキングを開示しています。


 上図のYahoo!JAPAN急上昇ワードランキングは、「前日に比べて検索数が急増したキーワード」をランキング形式で表示したものです。そのほとんどが、前日のテレビ番組で話題になった出来事のキーワードや、人物名になっています。つまり、テレビで気になった話題や人物についてネットで検索するという行為が、確実に存在しているわけです。

 そのためテレビや新聞へのPR露出は、Webサイトへのアクセスに影響を及ぼします。

 前々回のコラム「PRやクチコミの効果を測定するには?」で、PRやクチコミによる純粋なアクセス数の増加を見るために、参照サイト経由だけのアクセス数を見る方法を紹介しました。これはリンクされているところから来ているアクセスだけを見るものなので、今回のテーマであるテレビや紙媒体がきっかけとなったアクセスは対象になりません。

 そこで、今回は検索経由のアクセス数の推移を見てください。

 もちろん、テレビや新聞で製品やサービスの記事を見た人が、必ず検索経由でアクセスするとは限りません。直接URLを打ち込む人もいるでしょうし、過去にブックマークしていてそこからアクセスする人もいるでしょう。ただそうしたアクセス方法は、社員や関係者が多く含まれている可能性がありますので、検索経由のアクセスを見るのが最もシンプルです。

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著者プロフィール

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。


このコラムについて

カンバセーショナルマーケティングの近未来

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と利用者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、「カンバセーショナルマーケティング」というキーワードで、利用者の会話に注目したマーケティングのあり方や可能性について考えていきたいと思います。

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