2009年は、「mixi」や「モバゲータウン」といった大手SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がプラットフォームのオープン化に踏み切りました。そして2010年の年明け早々には、動向が注目されていた「GREE」が、今春にオープン化することを発表しました。前回の記事で「2010年はソーシャルに注目」と書いたばかりでしたが、これで3大SNSすべてがオープン化することになります。2010年はこのプラットフォームの覇権争いが激化する年になるのは間違いなさそうです。
それでは、運営主体のグリーは、オープン化をどのように進めるのでしょうか。同社発表のリリースによると、まずGREE以外のサイトやアプリなどでGREEのデータを活用したサービスを提供できる「GREE Connect(仮称)」を、2010年春に提供。さらに、「外部のデベロッパーによるGREE上でのサービス構築を可能にする検討も含め、プラットフォーム戦略を検討・推進して参ります」(リリースの文章)とのことです。
「中に入れる」プラットフォーム戦略と「外に出る」コネクト
mixiやモバゲータウンが行っているオープン化の取り組みでは、グリーの発表資料では2番目に書かれている「プラットフォーム戦略の推進」の方に、大きな関心が集まっているようです。 これは、SNSの側から見ると、外部のプロバイダーを「中に入れる」ことになります。GREEのこの取り組みが実現すると、ソーシャルアプリのデベロッパーはmixi、モバゲータウン、GREEの3大SNS上で自社のアプリをサービス展開することが可能になります。
一方、GREE Connectとは、どのような機能なのでしょうか。プラットフォーム戦略がSNS上でアプリケーションを展開できる環境を作るのに対して、これはその逆。SNSのデータを外のWebサイトで展開できる機能ということになります。
つまり、プラットフォーム戦略の推進が外部のプロバイダーを「中に入れる」アプローチだとすると、GREE ConnectはSNSのデータが「外に出る」という流れを生み出します。オープン化で先行するmixiも同様の機能を持つ「mixi Connect」を昨年リリースしており、mixiのプロフィルや属性などのデータを自社のサービスで表示できるようなサービスがいくつか生まれています。





