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第32回:GREEもついにオープン化へ。3大SNSの覇権争いの行方は?

2010年1月28日 木曜日     渡辺 健太郎

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 2009年は、「mixi」や「モバゲータウン」といった大手SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がプラットフォームのオープン化に踏み切りました。そして2010年の年明け早々には、動向が注目されていた「GREE」が、今春にオープン化することを発表しました。前回の記事で「2010年はソーシャルに注目」と書いたばかりでしたが、これで3大SNSすべてがオープン化することになります。2010年はこのプラットフォームの覇権争いが激化する年になるのは間違いなさそうです。

 それでは、運営主体のグリーは、オープン化をどのように進めるのでしょうか。同社発表のリリースによると、まずGREE以外のサイトやアプリなどでGREEのデータを活用したサービスを提供できる「GREE Connect(仮称)」を、2010年春に提供。さらに、「外部のデベロッパーによるGREE上でのサービス構築を可能にする検討も含め、プラットフォーム戦略を検討・推進して参ります」(リリースの文章)とのことです。

「中に入れる」プラットフォーム戦略と「外に出る」コネクト

 mixiやモバゲータウンが行っているオープン化の取り組みでは、グリーの発表資料では2番目に書かれている「プラットフォーム戦略の推進」の方に、大きな関心が集まっているようです。 これは、SNSの側から見ると、外部のプロバイダーを「中に入れる」ことになります。GREEのこの取り組みが実現すると、ソーシャルアプリのデベロッパーはmixi、モバゲータウン、GREEの3大SNS上で自社のアプリをサービス展開することが可能になります。

 一方、GREE Connectとは、どのような機能なのでしょうか。プラットフォーム戦略がSNS上でアプリケーションを展開できる環境を作るのに対して、これはその逆。SNSのデータを外のWebサイトで展開できる機能ということになります。

 つまり、プラットフォーム戦略の推進が外部のプロバイダーを「中に入れる」アプローチだとすると、GREE ConnectはSNSのデータが「外に出る」という流れを生み出します。オープン化で先行するmixiも同様の機能を持つ「mixi Connect」を昨年リリースしており、mixiのプロフィルや属性などのデータを自社のサービスで表示できるようなサービスがいくつか生まれています。

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このコラムについて

誰に、いつ、どこで、どうやってターゲティングするのか。その選択を正しく行う、つまりターゲティングの正解を知っていれば、釣堀で魚を釣るように簡単に魚が釣れる。欲しがっている人、潜在的なニーズを持っている人に的確に情報を伝えることができるようになればいいな、というのが多くのマーケティング担当者の思いだ。「釣堀マーケティング」という理想的な状況を作りだすためのヒントになるマーケティング全般の考え方、世の中の身近な事例、具体的なターゲティング手法などを、このコラムでは綴っていく。さまざまなターゲティング手法を知って、うまく使いこなすことが、今後のマーケティングでは必要となり、成功のカギとなる。

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著者プロフィール

渡辺 健太郎(わたなべ・けんたろう)

渡辺 健太郎

1974年宮城県出身。1997年東邦大学理学部情報科学科卒業後、大塚商会を経て、1999年にインターネット広告代理業やインターネットメディア事業を展開するサイバーエージェントへ入社。1999年7月には、大阪支社を立ち上げるとともに支社長を務める。その後、2005年7月からは責任者として「アメブロ」の立ち上げを担当。2006年12月サイバーエージェント取締役に就任。現在は株式会社マイクロアド代表取締役として、行動ターゲティングやコンテンツ連動型などの広告テクノロジーを開発・運営し、アドネットワーク事業「MicroAd(マイクロアド)」を展開する。

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