「カンバセーショナルマーケティングの近未来」

カンバセーショナルマーケティングの近未来

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2010年2月3日(水)

ネットのクチコミの計測では、盛り上がりより継続を意識しよう

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 前回のコラムでは、PRの効果を相対的に比較するために、様々なツールで自社のポジションを他社と比較する方法を紹介しました。

 今回は、PR施策が検索数や企業サイトへのアクセスの増加といった直接的な成果ではなく、そのメッセージがどのように伝わっているか、いわゆる「クチコミ」の部分に焦点を当ててみたいと思います。

 ブログやSNS、「Twitter」などソーシャルメディア全盛の時代、クチコミの広がりとピークのつけ方は、それ以前と大きく変わりました。

 ある製品がテレビ番組や新聞で紹介された場合、以前なら問い合わせの多くは放映直後や掲載日にピークを迎え、せいぜい数日で収束していました。ネットの検索件数やサイトへのアクセス数も同様です。

 それが現在、クチコミの波にうまく乗ると、一度ピークをつけた後もさほど落ち込むことなく話題が続く傾向があります。番組や記事を見た人がクチコミでその話題を次々に伝えていくため、話題はピーク後も余韻を残して広がっていくのです。

 以前「飲み屋での『会話』とネットでの『会話』」で紹介したように、ネット上の会話は時間も距離も超えて非同期で波及しますから、ネットのクチコミは比較的長続きしやすい傾向があります。

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著者プロフィール

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。


このコラムについて

カンバセーショナルマーケティングの近未来

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と利用者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、「カンバセーショナルマーケティング」というキーワードで、利用者の会話に注目したマーケティングのあり方や可能性について考えていきたいと思います。

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