「釣堀マーケティング」のトップへ

釣堀マーケティング

  • この記事をブックマーク  ⇒
  • この記事をクリップ!
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Add to Google
  • Buzzurlにブックマーク
  • newsing it!
  • この記事をChoix!
  • トピックイットに投稿する
  • この記事を印刷  ⇒

第34回:日米企業の事例から学ぶ、Twitter活用のポイント

2010年2月25日 木曜日     渡辺 健太郎

Keywords クチコミ  Twitter 

 ここ1年ほどで、「Twitter」を活用する日本企業が増えてきました。Twitterのような新しいツールをどのように活用すべきか、企業の間では試行錯誤の状態がまだ続いているようにもみえます。成功パターンを各社が模索する中、最近ではTwitterでも批判的な意見が集まる“炎上”のケースが出てきました。

 もともと、「Twitterはブログに比べると炎上しにくい」といわれることがあります。例えば、ブログの炎上では、コメント欄に多くの非難コメントが集まることが多くあります。しかし、Twitterでは、ブログのコメント欄のように、第三者の領域に自分の意見を書き込む仕組みではありません。このことも炎上しにくい要因の1つといわれています。また、ブログの炎上は、対象となる記事のURLがいろいろなところにさらされることで、アクセスが生まれ炎上が広がります。しかし、Twitterでは、個別の投稿のURLを探すことは難しいため、そのような現象は起こりにくいようです。また、Twitterはブログ以上に更新頻度が高くなるため、1つの投稿にアクセスが集中する前に、次の投稿がどんどん掲載されていくことも、炎上しにくい理由ではないかと思います。

 それでもなお、Twitterでも炎上は発生することがあります。最近話題になったのはUCCの事例です。これについては、既にネット上の様々なメディアやブログなどで取り上げられているので、内容をご存知の方も多いのではないかと思います。

 簡単に経緯を説明すると、同社はTwitter上で「コーヒー」などのキーワードが入った投稿をしている人に対して、「ボット」と呼ばれるプログラムを使って「コーヒーにまつわるエッセイとアートを募集中!エッセイで賞金200 万円!アートで賞金100 万円!締切間近!!」といった内容の宣伝メッセージを自動で大量に返信しました。それがユーザーにはスパム行為とみなされて批判が殺到。同社は、このキャンペーンを開始した数時間後にキャンペーンを中止し謝罪したものです。ボットでの自動返信がユーザーにはスパムのように映ったということが批判を集めた最大の理由です。その一方で同社が素早く謝罪までに至った対応の速さを評価する声も出ていました。

1
Next
  • この記事をブックマーク  ⇒
  • この記事をクリップ!
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Add to Google
  • Buzzurlにブックマーク
  • newsing it!
  • この記事をChoix!
  • トピックイットに投稿する

このコラムについて

誰に、いつ、どこで、どうやってターゲティングするのか。その選択を正しく行う、つまりターゲティングの正解を知っていれば、釣堀で魚を釣るように簡単に魚が釣れる。欲しがっている人、潜在的なニーズを持っている人に的確に情報を伝えることができるようになればいいな、というのが多くのマーケティング担当者の思いだ。「釣堀マーケティング」という理想的な状況を作りだすためのヒントになるマーケティング全般の考え方、世の中の身近な事例、具体的なターゲティング手法などを、このコラムでは綴っていく。さまざまなターゲティング手法を知って、うまく使いこなすことが、今後のマーケティングでは必要となり、成功のカギとなる。

MORE

著者プロフィール

渡辺 健太郎(わたなべ・けんたろう)

渡辺 健太郎

1974年宮城県出身。1997年東邦大学理学部情報科学科卒業後、大塚商会を経て、1999年にインターネット広告代理業やインターネットメディア事業を展開するサイバーエージェントへ入社。1999年7月には、大阪支社を立ち上げるとともに支社長を務める。その後、2005年7月からは責任者として「アメブロ」の立ち上げを担当。2006年12月サイバーエージェント取締役に就任。現在は株式会社マイクロアド代表取締役として、行動ターゲティングやコンテンツ連動型などの広告テクノロジーを開発・運営し、アドネットワーク事業「MicroAd(マイクロアド)」を展開する。

行動ターゲティング、ブログ広告、リターゲティングのマイクロアド