「マーケティング・ゼロ」

マーケティング・ゼロ

  • この記事をブックマーク  ⇒
  • この記事をクリップ!
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Add to Google
  • Buzzurlにブックマーク
  • newsing it!
  • この記事をChoix!
  • トピックイットに投稿する

2010年2月26日(金)

第105回:日本人五輪メダリストに学ぶ“一か八か”マーケティング

1/3ページ

印刷ページ

 バンクーバー冬季五輪も、いよいよ大詰め。今日は浅田真央選手の大一番です。日本人選手といえば、本番に弱い。オリンピックがあるたびに感じさせられることです。マスコミがメダルメダルとあおり立てるので、選手にプレッシャーがかかる。それとも、もともと勝負に弱い体質なのか。ここ一番でミスの連発、100%の力を発揮できない。

 欧米の選手たちの中には、大一番になればなるほど最高のパフォーマンスを発揮する選手がいます。この違いは何なのか、以前から気になっていることでした。

 今、ベストセラーになっている内田樹さんの「日本辺境論」が、その答えになるかもしれません。

 「きょろきょろして新しいものを外なる世界に求める態度こそはまさしく日本人のふるまいの基本パターンです。それは、国家レベルでもそうですし、個人についても変わりません」。

 つまり、外からの考え方や思想に左右されてしまう民族だということです。そう言われてみれば、奈良時代は中国、明治維新は欧米、戦後は米国。影響される相手がいるからこそ、大きな変化ができたのかもしれません。

 他国との比較でしか自国を語れない日本人。“日本人とはしかじかのものであれねばならない”というものがないのです。これがどういうことを引き起こすかというと、「正しい判断を下すはずの人を探り当て、その身近にあることのほうを優先するということです」。

 ですから、もし失敗をしても、あの時はああするしかなかったという言い訳で済んでしまうのです。何だか身につまされるような解釈ですが、核心を突いているだけに、日本人論としてはこれ以上の論説はないでしょう。

ここから先は「日経ビジネスオンライン」の会員の方(登録は無料)、「日経ビジネス購読者限定サービス」の会員の方のみ、ご利用いただけます。ご登録のうえ、「ログイン」状態にしてご利用ください。登録(無料)やログインの方法は次ページをご覧ください。


  • この記事をブックマーク  ⇒
  • この記事をクリップ!
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Add to Google
  • Buzzurlにブックマーク
  • newsing it!
  • この記事をChoix!
  • トピックイットに投稿する
  • 日経ネットマーケティング・トップへ
  • 日経ネットマーケティング・トップへ





Feedback

  • コメントする
  • 皆様の評価を見る
内容は…
この記事は…
コメント0件受付中
トラックバック

著者プロフィール

関橋 英作(せきはし・えいさく)

関橋 英作 マーケティング・コミュニケーション・ユニットMUSB
青森県生まれ。
外資系広告代理店JWTでコピーライターから副社長までを歴任。ハーゲンダッツ、キットカット、デビアス・ダイヤモンド、NOVA英会話学校など、数多くのブランドを担当。その多くを、トップブランドに導き、ギャラクシー賞グランプリをはじめ、NYADC賞、ACC賞など数多く受賞した。特にキットカットにおいては、クリエイティブの斬新さに加え、ビジネスの結果を出さなければ受賞できないAME賞(アジア・マーケティング・イフェクティブ賞)を2年連続グランプリの快挙。アジアマーケットナンバーワンを勝ち得た。また、日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーを取得。消費者インサイトを深く洞察する。女子美術大学・拓殖大学非常勤講師。


このコラムについて

マーケティング・ゼロ

メール・マーケティングに始まり、アフィリエイト、検索連動型広告、コンテンツ連動型広告、動画広告にRSS広告などなど実に多彩な発展を遂げているネットマーケティング。こうした広告のプラットフォームが次々と登場することは喜ばしい半面、企業は踊らされがちになります。本来、マーケティングとは何だったか?これを忘れそうになったときに皆様を原点に引き戻す、そういうコラムを目指しています。テクノロジーがどれだけ進化したとしても、マーケティングの原点はいつの日も変わらないのですから。

⇒ 記事一覧

ページトップへNBOトップページへ

記事を探す

記事ランキング