Twitterは、広告マーケティングに有効か、それとも一過性か。オバマ米大統領に始まり、日本の民主党議員にいたるまでTwitterブームはまだまだ衰えることを知りません。Twitterに関する記事やブログはたくさんありますから、みなさんもよくご存じのことと思います。
私が感じるTwitterの良さは、「いまを生きる」という実感だと思っています。瞬時性、即時性は、「いま」ということを確認するための手段にすぎません。「いま」ということに、誰かが反応していることで、つながってくることで、ことさら「いま」が体験できるのでしょう。
ですから、ブログとはまったく違うもの。同列では語ることができません。ブログは、今日経験した出来事、獲得した知識などを、自分というフィルターを通して再編集して発信しているのです。それは多かれ少なかれ、自分の意見。今、目の前で起こっている事象とは違うものです。
ネットという道具を考えれば、やっとネットらしい発信ツールが生まれたとも言えるでしょう。私の周りでも、はまっている人は会議中でも目を盗んでTwitterする始末。中毒と言って差し支えありません。この現象の多さを考えても、Twitterは「いま」を生きているのです。文面の終わりの「なう」が物語っていますよね。私はちょっとこれには抵抗がありますが(やはり、オヤジ)。
でも、「いま」を生きるのが好きな日本人にはTwitterは性に合うのかもしれません。全世界のTwitter記事の約14%が日本語で、1位の英語50%に次いでいるのですから。
で、このTwitter。いろいろな企業やブランドが利用していますが、一番多いのがそのブランドや商品の評判を探ること。続いて、知名度の向上狙い。そして、やや強引なプロモーション。いずれにしても、消費者の反応や欲求を狙っているというところでしょうか。
この問題点は、消費者は「いま」反応しているにすぎないということです。反射的と言ってもいいでしょう。みなさんもよくあるでしょうが、何か深刻でもないことを聞かれたときは、適当に即答しているはずです。潜在無意識と言えばそうですが、無責任と言われればノーとは言えません。ですから、この反応をうのみにはできないということです。前回のNETMarketing Onlineの「釣堀マーケティング」のコラムでも取り上げていましたが、UCC上島珈琲の炎上と米国のネイキッドピザのケースは、成否の対照的な例です。
強引なやり方は見透かされる。一方、「いま」を活用した情報には飛びつく。ま、当然と言えば当然ですが、これでは街頭の呼び込みのマス版の利用法に限られてしまう危険性もあります。
また、日経ビジネスオンラインのコラム「奥深き日本」の羽鳥書店は、とてもユニークな例。とても小さな出版社の手作り感覚な本の魅力を、対極にあるTwitterをうまく使って広めました。
直近のネットレイティングス調べでは、昨年1月比の約24倍に当たる約473万人の日本人がTwitterを利用したそうです。勢いは増すばかり。
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