「カンバセーショナルマーケティングの近未来」

カンバセーショナルマーケティングの近未来

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2010年3月24日(水)

Twitterマーケティングの第一歩は「つぶやき」ではなく「無言の観察」

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 前回のコラムは、日本でTwitterを活用する際に米国の成功事例に影響されすぎるのは良くないという話を紹介しました。

 今回からは、前回の最後に書いた「Twitter活用の3つのパターン」について考えてみます。

図●Twitterのマーケティング活用の3パターン

 まず1つ目は、名著「グランズウェル」における「傾聴戦略」。Twitter上で交わされる声に耳を傾けることです。

 日本企業のTwitterを活用したマーケティングでは、アカウントの開設と、そのアカウント上でのユーザーとのコミュニケーション内容に注目が集まりがちです。

 しかし企業にとってTwitterの最大の魅力となるのが、Twitter上にあふれるユーザーの本音です。

 以前、「まずは製品満足度に関する定性調査から始めてみよう」や「上司もすぐ分かるクチコミ調査報告、無料ブログ検索を使ってみよう」で、ブログ検索サービスなどのツールを使ったクチコミ調査の方法を紹介しましたが、Twitterでも考え方は同じです。

 アンケートに回答してもらったり、サポートセンターに電話をしてもらったりすることは、ユーザーにとってハードルが高い行為です。ほとんどのユーザーは、サポートセンターにクレームや質問の電話をする前に、ネット上で愚痴ったり質問したりしています。

 Twitterではそうしたユーザーの本音が、ブログやクチコミ情報サイトに比べて、よりリアルタイムに出てきます。これは企業にとって非常に貴重です。

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著者プロフィール

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。


このコラムについて

カンバセーショナルマーケティングの近未来

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と利用者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、「カンバセーショナルマーケティング」というキーワードで、利用者の会話に注目したマーケティングのあり方や可能性について考えていきたいと思います。

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