「カンバセーショナルマーケティングの近未来」

カンバセーショナルマーケティングの近未来

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2010年3月31日(水)

Twitterは「会社」で使い始める前に、まずは「個人」で使うべし

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 前回のコラムのコラムでは、Twitterのマーケティング活用を検討するのであれば、まずはTwitter上の発言に耳を傾けることから始めるべきという話をしました。

 ユーザーの声を一方的に傾聴するだけでは、なかなかTwitterの本質的な面白さや可能性は見えてこないと思います。今回は「グランズウェル」の2番目のステップである「Twitterコミュニティに話しかける」について考えてみましょう。1番目の「Twitterコミュニティに耳を傾ける」は“傾聴戦略”でしたが、2番目の項目は“会話戦略”に当たるパートです。

図●Twitterのマーケティング活用の3パターン

 ここで注意したいのが、アカウントを作るスタンスです。Twitterがマーケティングに使えると聞くと、今すぐ会社名でアカウントを作って情報発信を開始したくなると思いますが、コミュニティの雰囲気も分からずにいきなり宣伝を始めるのは無謀です。いきなり会社のアカウントでスタートを切る前に、まずは個人でTwitterアカウントを作ってみましょう。

 Twitterやブログはよく「ソーシャルメディア」と表現されますが、この「メディア」という表現から、これらのツールをマスメディアと同様に広告枠や宣伝の場と考えるのは大きな間違いです。

 実際にソーシャルメディアで重要なのは、前半の「ソーシャル(社交的)」の部分です。一般ユーザーにとってTwitterやブログは、メディアというよりユーザー同士のコミュニケーションの場。居酒屋やパーティーで、みんなが会話しているのをイメージしてもらう方が近いといえます。

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著者プロフィール

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。


このコラムについて

カンバセーショナルマーケティングの近未来

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と利用者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、「カンバセーショナルマーケティング」というキーワードで、利用者の会話に注目したマーケティングのあり方や可能性について考えていきたいと思います。

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