「カンバセーショナルマーケティングの近未来」

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2010年4月7日(水)

企業がTwitterアカウントを開設する際に、冷静に考えるべき5つの選択

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 前回のコラムでは、会社のTwitterアカウントを開設する前に、まずは個人で使い始めるべきだという話を紹介しました。

 とはいえ、いつまでも個人で使っているだけで、なかなか会社での活用に踏み切れないのももったいないですので、今回は実際に企業がTwitterアカウントを開設する際の心構えをまとめたいと思います。

 まず、Twitterアカウントを開設する際に、避けて通れない選択となるのが「アカウント名」と、アイコンと表示される「画像」、そして「プロフィール」をどのように設定するのかという点です。

 企業アカウントで特に重要になるのが、「個人としての属性をどのように出すのか」ということです。

 企業の公式アカウントは大きく分けて下記の5つのパターンがあります。

1. 企業名アカウント(担当者名非開示)
2. 企業名アカウント(担当者名開示)
3. 企業名+個人名アカウント
4. 企業関連キャラアカウント
5. 個人名アカウント(企業名開示)

 順番にそれぞれ実例とともに見てみましょう。

■1.企業名アカウント(担当者名非開示)

 まず1つ目の「企業名アカウント(担当者名非開示)」は、アカウントは企業名で画像に企業ロゴが使われているパターン。書籍「ビジネス・ツイッター」で著者のシェル・イスラエル氏が「ロゴ・アカウント」と呼んでいるものです。

 既に80万フォロワーを超えている米スターバックス(@Starbucks)をはじめ、国内でもユニクロ(@UNIQLO_JP)や日産自動車(@NISSAN_TMS)など多くの企業がロゴ・アカウント形式を採用しています、最もオーソドックスな形式です。

図●ユニクロの公式アカウント(@UNIQLO_JP)

ユニクロの公式アカウント(@UNIQLO_JP)

 ちなみに、イスラエル氏は著書の中で「ただのロゴより生身の人間を相手にする方がいい。コーラの缶などに話しかけても面白くないと思う」と、かなり厳しく批判していますが、逆にTwitter上での会話を指向しない企業にとっては無難な選択肢とも言えます(参考:企業ツイッターのつぶやきが“ほぼ”つまらない理由)。

 また、明確に企業を表すアカウントとして存在するため、担当者の性格や発言内容によって企業イメージが決まってしまうという意味で、実は最も担当者の力量が問われる選択肢でもあります。

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著者プロフィール

徳力 基彦(とくりき・もとひこ)
アジャイルメディア・ネットワーク 代表取締役社長

徳力基彦  NTTにて法人営業やIR活動に従事した後、IT系コンサルティングファームを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画し、2007年7月に取締役に就任。ネットマーケティングやネットの最新動向に関する複数の執筆・講演活動も行っている。
 個人でも「tokuriki.com」や「ワークスタイル・メモ」等の複数のブログを運営するなど、幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。


このコラムについて

カンバセーショナルマーケティングの近未来

 インターネットの普及や技術の進化により、企業と利用者の関係は大きく変化しようとしています。検索技術やモバイル、動画など、めざましい技術の進化に目をうばわれがちな一方で、着実に存在感を増しているのが利用者の会話やクチコミです。インターネットを通じたマーケティングで本当に重要なのは、利用者の会話に耳を傾け、会話に参加し、一緒に考えていくことではないでしょうか?
 このコラムでは、「カンバセーショナルマーケティング」というキーワードで、利用者の会話に注目したマーケティングのあり方や可能性について考えていきたいと思います。

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