2010年最初のコラムで今年は「ソーシャルアプリとスマートフォンに注目」という記事を書きました。今回はその注目している分野の1つであるソーシャルアプリ市場の現状を考えてみたいと思います。
1月後半に「mixi」に続いて「モバゲータウン」がオープン化しました。運営企業のディー・エヌ・エーがモバゲータウンのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開し、外部の開発者がゲームを制作できるようにしたものです。
一方、2月に行われた同社の2009年10〜12月期の決算説明会では、それまで伸び悩んでいたモバゲータウン事業が再び急成長期に入ったことが明らかになりました。決済説明会では、10月に投入した内製のソーシャルアプリのヒットが奏功して急成長したとの説明があったそうです。月間PV(ページビュー)は12月で前年同期比の2.4倍の380億と急拡大しています。
このPVの急拡大の数字はオープン化以前の数字なのでオープン化後の結果を表すものではありません。しかしコンテンツが外部で作ったのか、内製であるかだけの違いであり、オープン化によりタイトル数が増える中でヒット作が生まれていけば、この急成長が続くのではないかと思わせるような決算内容でした。また、決算説明会で同社の南場社長はオープン化について「多少のカニバリ(共食い、内部での競合)があったとしても、ユーザーに豊富なラインアップのゲームを楽しんでもらうことが重要。小さなカニバリは気にせずモバゲー全体で魅力を高め、モバイルナンバーワンプラットフォームを目指す」とコメントしたそうです。
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