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2010年4月22日(木)

第37回:ソーシャルアプリに“アタリショック”は起こるのか?

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 2010年最初のコラムで今年は「ソーシャルアプリとスマートフォンに注目」という記事を書きました。今回はその注目している分野の1つであるソーシャルアプリ市場の現状を考えてみたいと思います。

 1月後半に「mixi」に続いて「モバゲータウン」がオープン化しました。運営企業のディー・エヌ・エーがモバゲータウンのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開し、外部の開発者がゲームを制作できるようにしたものです。

 一方、2月に行われた同社の2009年10〜12月期の決算説明会では、それまで伸び悩んでいたモバゲータウン事業が再び急成長期に入ったことが明らかになりました。決済説明会では、10月に投入した内製のソーシャルアプリのヒットが奏功して急成長したとの説明があったそうです。月間PV(ページビュー)は12月で前年同期比の2.4倍の380億と急拡大しています。

 このPVの急拡大の数字はオープン化以前の数字なのでオープン化後の結果を表すものではありません。しかしコンテンツが外部で作ったのか、内製であるかだけの違いであり、オープン化によりタイトル数が増える中でヒット作が生まれていけば、この急成長が続くのではないかと思わせるような決算内容でした。また、決算説明会で同社の南場社長はオープン化について「多少のカニバリ(共食い、内部での競合)があったとしても、ユーザーに豊富なラインアップのゲームを楽しんでもらうことが重要。小さなカニバリは気にせずモバゲー全体で魅力を高め、モバイルナンバーワンプラットフォームを目指す」とコメントしたそうです。

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著者プロフィール

渡辺 健太郎(わたなべ・けんたろう)

渡辺 健太郎

1974年宮城県出身。1997年東邦大学理学部情報科学科卒業後、大塚商会を経て、1999年にインターネット広告代理業やインターネットメディア事業を展開するサイバーエージェントへ入社。1999年7月には、大阪支社を立ち上げるとともに支社長を務める。その後、2005年7月からは責任者として「アメブロ」の立ち上げを担当。2006年12月サイバーエージェント取締役に就任。現在は株式会社マイクロアド代表取締役として、行動ターゲティングやコンテンツ連動型などの広告テクノロジーを開発・運営し、アドネットワーク事業「MicroAd(マイクロアド)」を展開する。

行動ターゲティング、ブログ広告、リターゲティングのマイクロアド


このコラムについて

釣堀マーケティング

誰に、いつ、どこで、どうやってターゲティングするのか。その選択を正しく行う、つまりターゲティングの正解を知っていれば、釣堀で魚を釣るように簡単に魚が釣れる。欲しがっている人、潜在的なニーズを持っている人に的確に情報を伝えることができるようになればいいな、というのが多くのマーケティング担当者の思いだ。「釣堀マーケティング」という理想的な状況を作りだすためのヒントになるマーケティング全般の考え方、世の中の身近な事例、具体的なターゲティング手法などを、このコラムでは綴っていく。さまざまなターゲティング手法を知って、うまく使いこなすことが、今後のマーケティングでは必要となり、成功のカギとなる。

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