「草食系マーケティング」

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2010年6月29日(火)

電子書籍「AiR[エア]」、書き手の1人として感じたパワーの理由

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 「出版社発じゃない。作家が自分たちでつくる日本初のオリジナル電子書籍」。

 このキャッチコピーの下、6月17日、電子書籍「AiR[エア]」が刊行されました。米アップルの多機能携帯端末「iPad」など向けに、書き下ろしの小説や評論文、エッセイを持ち寄って一冊にまとめたものです。価格は350円でした(先行配信版価格)。

 AiR[エア]の編集者の堀田純司さんから、「こういうことをやろうと思っているんですよ」とメールをいただいた時、「面白そう!」と思い、「僕にも書かせてほしい」とお願いしたのでした。そこで今回から数回は、AiR[エア]の話を書いていきます。

 新聞や、ニュースなどで紹介をしていただいたこともあり、6月18日、東京・新宿のロフトプラスワンで行われた刊行記念イベントは立ち見も出るほどに盛況でした。私も登壇させていただきましたが、業界関係者の方が多く、「やっぱり、みんな気になるのね」という印象を受けました。実際、6月17日には日本経済新聞にも取り上げられて、それで興味を持った方も多かったみたいです。ロフトプラスワンが、まるで記者会見場のようでした。

AiR[エア]の表紙

AiR[エア]の表紙

AiR[エア]の表紙

AiR[エア]先行配信版、iPadで見ると総合3位でした。ロフトプラスワンのイベント後、打ち上げ中に2位にまで上昇

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著者プロフィール

中村祐介
エヌプラス 代表取締役

中村祐介

日経BP社の記者職を経てエヌプラスを設立。ソニーやグーグル、KDDI(au)、二期リゾートなど多数の企業のマーケティングやブランディング、Web、PR、イベントなどのコンサルティングやプランニングに携わる。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆などの創作活動を行うほか、講演活動も行う。プライベートではRIA(Rich Internet Application)コンソーシアムの運営委員や、自由大学の教授、日本冒険作家クラブに所属するなど、多種多様な活動を行う。Blogは「中村祐介のコミュニケーション戦略メモ」。近著に「ユーマネー」。


このコラムについて

草食系マーケティング

「顧客を囲い込む」など、これまでのマーケティングのテーマは主観的、かつ、能動的なものでした。しかし、現在は消費者が主体の世界。こうした“肉食系”のマーケティング戦略では支持されません。新しいマーケティング戦略とは、「顧客に囲まれる」、つまり“草食系”のマーケティング戦略が必要になってきています。どんなテクノロジーが登場しても、消費者に「選んでもらう」「支持してもらう」ことがマーケティングの本質。細かいメソッドに踊らされず、根っこにあるものは何かを考えていける、そんなコラムを目指しています。

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