2010年7月13日に開催された「NETMarketing Forum + MMC 2010」の特別セミナーの講演者の1人として、日本に行きました。講演後に最も多く質問されたのは、米国企業のSNS「Facebook」での取り組みです。注目の的の米フェースブックは、7月21日にグローバルでの月間アクティブユーザー数が5億人を突破したことを発表しました。
世界で5億人のアクティブユーザーを持つFacebookは米国の浸透率71%
グローバルでの利用者数が拡大し続けるFacebookは、米国においてオンライン上のインフラとも言うべき存在になっています。米オンライン調査会社のコムスコアによればFacebookの6月の米国の月間ユニーク訪問者数は1億4100万人。米国のインターネットユーザー数は1億9700万人ですので、71%の米国のネットユーザがFacebookを利用していることになります。
これに合わせて、Facebookを中心としたソーシャルメディアへの企業による広告出稿意向も高まっています。「eMarketer」で7月に発表された「米国のソーシャルネットワークへの広告出稿」は、今年は以下のように前年比20%増と急速に伸びて16億8000万ドル(1428億円:1ドル=85円換算)となると予想されています。
・2009年14億ドル(前年比17.2%増、1190億円)
・2010年16億800万ドル(前年比20.3%増、1428億円)
・2011年20億9000万ドル(前年比24.2%増、1776億5000万円)
この広告費の中でFacebookは、2009年5億ドル(425億円)、2010年8億3500万ドル(709億7500万円)、2011年10億6000万ドル(901億円)と、米国におけるソーシャルネットワークの広告出稿の約半分を占め、米国企業のソーシャルメディア戦略の中心となっています。
一方、Facebookの市場価値は249億ドル(2兆1165億円)と評価されており、売上高は2009年は推定7億ドル(595億円)から8億ドル(680億円)で、今年は14億ドル(1190億円)と2倍に達すると予測されています。
新位置情報サービス「Facebook Places」登場
そんな中、米フェースブックは8月18日、GPS(全地球測位システム)機能の位置情報を使った新たなサービス「Facebook Places」を発表しました。 Facebook Placesは、モバイルのGPS機能を使い、ソーシャルネットワークとリアルの場所を結び付けるもので、その影響力の大きさから、新たな論議を呼んでいます。例えば、既に公開されたiPhone向けのものでは、位置情報は図(2ページ目の図1)のように表示されます。このサービスの使い方およびプライバシー設定は、Facebookにある動画で説明されています。
Facebook Placesには、位置情報サービス分野で先行している「Foursquare」(ユーザー数は8月末に300万人突破)と同様に、今いる場所をFacebookに投稿する「Check-ins(チェックイン)」機能があり、自分が今いる場所をリアルタイムでFacebook上の友人たちに知らせることが可能です。例えば、スポーツイベントやコンサート会場など多くの人たちが集まる場所で、偶然友人を見つけたり、自分がいるレストランの近くに友人がいることを知って連絡を取り合ったりといった利用ができるなど、生活とソーシャルネットワークを緊密化しています。
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JaM Japan Marketing LLC代表。日米のマーケティング・ビジネスを橋渡し米国シリコンバレーで、日米のマーケティング・ビジネスのファシリテイターとして、戦略の開発実施・調査分析などのコンサルティング・サービスを提供する










