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1人で生きられる=自立なのか

2011年7月22日(金)

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 東日本大震災で世界が賞賛した日本人の「絆」。譲り合いや助け合う精神は、非常時における社会の結びつきの強さを世界に向けて証明した。

 一方で、震災直後には「買い占め」問題も勃発した。物資の欠乏にあえぐ被災地へ一刻も早く、そして大量の救援品を送らなければならないにもかかわらず、首都圏を中心に買い占めが起こってしまった。

 「危機意識の強さの表れ」「自分や家族が生きていくためには仕方がない」という買い占め容認論も聞かれたが、どこかに違和感を覚えた人も多いのではないだろうか。

 個と社会、自立と絆。相反するように感じる2つは、いずれも我々の中で両立させるべきものとして求められてきたものである。それが、震災という極限状態の中で、極端な形で姿を現してしまった。

 では、自立とは何なのか。

 その答えを探るべく、自社の職人に対して強烈に自立を促す企業のトップに話を聞いてみた。

 岩手県奥州市に本社を置く金属加工会社、千田精密工業は、加工が難しいとされる素材の精密加工技術に優れており、100分の1mmの精度で仕上げる技術がある。自動車や電機、精密や工作機械など様々な分野の大手企業が、その技術を頼って日参する優良な中小企業として知られる。

40歳までの独立を強制

 3年前に取材した際、同社独自の強烈な制度を千田伏二夫社長から聞いていた。それが「職人を40歳で強制的に独立させる」という制度だ。この社内制度で、これまでに8人の職人たちが独立していったという。

 なぜこのような制度を導入するのか。そこには千田社長自身の経験に基づく、『自立』の概念があった。

コメント7件コメント/レビュー

震災で「買い占め」などできた人はほとんどいない。「買いだめ」ができた程度だ。個人レベルでの「買いだめ」程度をおおらかに許容できない狭量な心を持つ人が、弱者を真に思いやることができるとは私は思わない。 ましてや、筆者のように「買いだめをするような人」=「おすそ分けのできない人」「弱者を思いやれない人」と勝手に決め付ける短絡思考のにも非常な違和感を感じる。 自分の生命を大切にできない人が、他人の生命を思いやれるとも思わない。 とにかく、日本人にはもっと価値観の多様性を認めるようになれることを期待する次第だ。 正常な危機意識や政府発表に対する正常な猜疑心があれば、買いだめに走ることはなんら道徳にも反しないし、正常だ。その買いだめした物だって知人に後でおすそ分けしたかもしれない。一番問題なのは、急いで買い物する努力を怠ったがために買いたい物が買えず、その結果、ねたみから他人の行動を非難し、それでいて、何かあるとすぐ行政に泣きついて公的援助を引き出そうとするような人々である。 そういう人から比べれば、買いだめをするような人は行政に頼ろうとはしていない点でよっぽど自立した市民だと思える。(2011/07/22)

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「1人で生きられる=自立なのか」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

震災で「買い占め」などできた人はほとんどいない。「買いだめ」ができた程度だ。個人レベルでの「買いだめ」程度をおおらかに許容できない狭量な心を持つ人が、弱者を真に思いやることができるとは私は思わない。 ましてや、筆者のように「買いだめをするような人」=「おすそ分けのできない人」「弱者を思いやれない人」と勝手に決め付ける短絡思考のにも非常な違和感を感じる。 自分の生命を大切にできない人が、他人の生命を思いやれるとも思わない。 とにかく、日本人にはもっと価値観の多様性を認めるようになれることを期待する次第だ。 正常な危機意識や政府発表に対する正常な猜疑心があれば、買いだめに走ることはなんら道徳にも反しないし、正常だ。その買いだめした物だって知人に後でおすそ分けしたかもしれない。一番問題なのは、急いで買い物する努力を怠ったがために買いたい物が買えず、その結果、ねたみから他人の行動を非難し、それでいて、何かあるとすぐ行政に泣きついて公的援助を引き出そうとするような人々である。 そういう人から比べれば、買いだめをするような人は行政に頼ろうとはしていない点でよっぽど自立した市民だと思える。(2011/07/22)

ロマンチックな話です。もっと深く考えたほうが良いです。また、買占めなど庶民はしていません。そんな金はありません。備えです。マスコミは安易に買占めといいますが、もっと定義をしっかり考えたほうが良いです。情緒的ではなく、論理的にもっと考えたほうが良いです。(2011/07/22)

 一方で、震災直後には「買い占め」問題も勃発した。物資の欠乏にあえぐ被災地へ一刻も早く、そして大量の救援品を送らなければならないにもかかわらず、首都圏を中心に買い占めが起こってしまった。と書かれていますが、「買占め」という問題と「救援物資」の問題を直接結びつけるのは短絡的ではないでしょうか?実際問題としてスーパーなどの商品棚にあれほどの空きができたのは、買占め効果というよりも?商品の供給網が寸断され新たな商品を補充できなかったこと?小売店の在庫管理がどれだけ余剰在庫を持たないかというところに集中し、小売店が数日分(場合によっては1日分)の商品しか在庫を保有していないシステム?被災地に救援物資としてメーカーなどが送るために小売店に通常時に流していた寮の製品を流していなかったことの3点の複合的が複合して発生したと考えるべきではないでしょうか?事実多くの製品が被災地への救援物資として送るために小売店に流れないなどの措置がなされていました。一番の問題は、問題として取り上げるほどの買占めが本当に発生していたのかという検証はされたのでしょうか?閣僚の発言と空の棚だけを見てそのように感じられたのであれば記者と名乗られていることに非常に残念な気がしてしまいます。供給がストップ若しくは遅滞が発生し、我々が通常の消費活動を行なえば簡単に震災後数週間のような状況になることはそんなにおかしなことでしょうか?私のような一人暮らしの人間であればたいした生活用品など必要ではないでしょうが、家族4人の家庭などを想定すれば相当量の食料品、消耗品が必要となるでしょう。また、家族は最小の社会ともいえます。(本題の場合たいした問題ではありませんが)せっかく興味深い流れへ向かっていく内容となっているのに前提として出てくるものに揺らぎがあるために記事としてつまらないものになってしまっているのは残念です。(2011/07/22)

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三品 和広 神戸大学教授