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LED照明で試される「突破力」

  • 小谷 真幸

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2011年8月3日(水)

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 事務機大手のリコーは7月末、LED照明の新製品「クラーテ」を発売し、同分野に新規参入した。直管型蛍光灯に取り替えられるLEDランプなどを投入し、初年度に100億円、2013年度に1000億円の販売を目指すという。

 LED照明は消費電力が従来の白熱電球に比べ5分の1程度、蛍光灯に比べ半分程度と少なく、長寿命なのが特徴。調査会社のGfKジャパン(東京都中野区)によると、全国家電量販店の6月の販売データでは、電球の全販売個数に占めるLED電球の割合が43.5%と、月間で初めて白熱電球(38.2%)を上回った。節電ニーズに加え、価格の低下が普及を後押ししていると見られる。政府は環境対策の一環として、2030年までに国内のすべての照明をLEDなどの省エネ型に置き換える方針だ。

 普及拡大は国内に留まらない。野村総合研究所の試算では、2015年のLED照明の世界市場規模は、2010年に比べて4倍近い96億2500万ドル(約7500億円)にまで拡大する見通し。欧米などの先進国はもちろん、エネルギー消費の増大が問題となっている新興国でも需要の伸びが見込まれている。

競争環境は一見、厳しそうだが

 こうした成長著しい市場を狙い、リコーもLED照明の事業化に踏み切ったわけだ。もっとも、コピー機や複合機などの事務機分野では大手のリコーだが、照明は未開拓の分野。さらに国内の照明市場は、パナソニック電工や東芝ライテックといった大手企業が大きなシェアを持ち、三菱電機オスラムやNECライティングなどの中堅企業も入り乱れる激戦区。成長力の大きいLED分野での参入とはいえ、先行企業も既に大半はLED照明を手掛けており、リコーのような後発企業が販売を伸ばすのは決して容易なことではない。

 2008年からLED照明に参入したシャープも後発企業だが、同社は家電やデジタル機器で培った消費者への知名度を生かすことで、現在までに一定のシェアを獲得している。しかしリコーは、こと個人消費者に関しては馴染み深い企業とは言いにくい面がある。この点でも、先行企業に比べると厳しい立場だ。

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