「記者の眼」

原発は安いと言ったのは誰だ

発電コストの試算を電事連に頼るな

  • 市村 孝二巳

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2011年8月24日(水)

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 前回、7月7日付本欄の「核燃料サイクルは破綻している」には数多くの反響と賛否両論のご意見をいただいた。今回はその続編を掲載する。

 恥を忍んで我が家の「電気ご使用量のお知らせ」(検針票)まで公開した結果、「電気代が2万円と言うのを見て、非常に高コストな生活をされているのだなと思いました」という、もっともなご指摘まで受けてしまった。そのご批判に応えるべく、というわけでもないが、我が家もご多分にもれず、この夏はできる限りの節電を励行している。

 7月分(6月16日〜7月18日、33日間)は前年同月比15.6%減と、世間一般の目標である15%減をクリアし、8月分(7月19日〜8月16日、29日間)に至っては同45.1%減という大幅な節電に成功した。これで胸を張って経済産業省の「節電アクション」の達成賞にも応募できようというもの。これもまた、昨年まで浪費しすぎていたから大幅に減らせるのだ、という誹りを免れないのは十分承知しているつもりだ。8月分はようやく370キロワット時、9441円と、一般世帯並みの消費量に近づいてきた。

原発のコストが知りたい

 当然のことだが、8月分の検針票を透かして見ても、我々が知りたい電気料金の詳細は掲載されていない。「上記料金内訳」の中身は、相変わらず「燃料費調整」と「太陽光促進付加金」の項目だけだ。政府や東京電力がこれからの値上げは不可避だというなら、利用者としては一層の情報開示の強化は不可欠だと言わねばなるまい。

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